お詫び、デジカメの不具合で画像の下のほうに広範囲に赤いノイズが入っています。 修理に出している時間とお金がありませんので、そのまま撮影いたしました。あなた のパソコンのモニターが不具合を起している訳ではありませんので、お間違いのない ように、よろしくお願いします。 はじめに。 晤郎ショー1000回で訪れて以来、3年ぶりですかね?札幌は。札幌芸術の森美術館のイ サム・ノグチ展が見たくてまた札幌を訪れることとなりました。8月は愛・地球博をお休みし て札幌を訪れる資金に回してのやりくりが大変なんですよね。16年間乗った車もとうとうダ メになりまして、このたび新しい車(新古車)を購入することになり、頭金を納めて、9月から 自動車ローンの支払いが始まり、小遣いが少なくなりますので、『行かれるのは今しかない !』ということで決断した次第ではあります。 さて、1ヶ月前の7月21日に北斗星1号の予約と22日に帰りの北斗星4号の予約をしまし たが、すでに両方とも満席で予約が取れませんでした。団体旅行の予約でも入っていたの でしょうかね?初っ端から計画した予定が狂ってしまいました。北斗星の切符が取れなかっ たことが不幸中の幸いになるとは・・・・。このときは知る佳も無かった。途中で大きなハプニ ング発生の旅となりました。 では、イサム・ノグチへの道編開幕です。 8月21日(日) まだ暑い最中(さなか)の15時前に徒歩で15分くらい離れたバス停まで歩いていく。バス 停に着くと途端に汗が流れてくる。うちわで扇いで涼を取る。バスで小田原駅に出て、15時 47分発の『こだま538号』で東京へ向かうが、自由席は満席で、4号車後方のデッキで立 ち席となる。通過列車が三河安城〜豊橋間の落雷事故のため約3分遅れているので、発 車時間が過ぎているが通過列車を待っている。5分遅れで小田原駅を出発する。16時26 分定刻より3分遅れで東京駅に無事に着く。16日に宮城県沖を震源とする強い地震があ って、『また強い余震があるのではないか?余震の影響で東北新幹線が止まったらどうす るか?』と、心に引っかかるものが去来して、『仕方が無い。新幹線が動いていないのなら、 即中止にしよう!』と覚悟を決めて当日を迎えた次第ではあります。もし新幹線車内で列車 が余震のために運転見合わせで立ち往生してしまった場合に備えて、一応情報が得られ るように新しい電池に交換したポケットラジオを持ってきました。みなさん!通勤や通学、お 買い物やお出かけの際には、必ずカバンの中にポケットラジオを入れておきましょう!あと ペンライトや懐中電灯も入れておきましょう!備えあれば憂い無しです。これが実際に役に 立つことになるとは・・・・トホホ。 16時26分に東京駅着。八重洲口中央改札で途中下車して、東京駅地下街へと進んでい く。いつものニュートーキヨーのお気に入りの大卓(だいたく)で生ビールの小ザイデル(小 ジョッキ)とつまみ用のフライドポテトと煮込みハンバーグ&ライスを注文してのんびりと早 めの晩御飯を済ませる。長時間の乗車になるので、途中でチョット小腹が空くかもしれない ので、大丸東京店地下ほっぺタウンで念のため『まい泉のかつサンド9枚』を買っておく。 (ボクは、あまりにも空腹過ぎるとキリキリと胃が痛くなります)八重洲中央口の改札から入 って、左手側にある東北新幹線の改札を抜ける。ホームに上がって、22番線東京17時56 分発『はやて25号』8号車11番E席で、隣の席にはボクと同世代でボクの体型よりひとまわ り大きいおっちゃんがが座る。11番D・E席は暑苦しい2人で熱を周りに発している。東京駅 を出て秋葉原駅を過ぎると地下へと潜っていく。18時02分上野に到着。日暮里駅から地 上へと戻って、赤羽駅を過ぎると進行方向右側に埼京線と平行して走る。荒川を渡って埼 玉県へと突入すると、すぐに進行方向左側奥に戸田漕艇場(兼、戸田競艇場)が見えてく る。18時22分大宮着。大宮駅で8号車は満席となる。大宮を過ぎる頃から辺りが暗くなり だして、車窓の風景が夜景へと変わっていく。 19時38分仙台に到着する。ここで車両半分くらいの人が降りる。隣のD席のおっちゃんも 仙台で下車する。日曜日のせいか?おみやげと思い出がいっぱい詰まったディズニーリゾ ートのビニール袋を持った家族連れが多かったですねぇ。ホントに独り勝ちですねぇ!全国 のアミューズメントパークがみんな苦戦しているのに。すでに大定番のリゾート地となってい ますね。ちなみに、自慢ではないですがボクは一度も行ったことはありません。行きたいと も思わないんですよね。カミさんも子供もいませんしね。仙台辺りなら土曜日はチョット無理 して、仙台一番列車の6時04分発『やまびこ152号』で東京に向かって、東京駅に8時24 分着。で、京葉線に乗り換えて舞浜駅で下車して、9時半前にはディズニーリゾートのゲート をくぐることが出来ると思います。土曜の晩はディズニーリゾート近くのホテルに泊まって、 土・日と2日間楽しんだのでしょうかね?いまの時間くらいに仙台に着けるなら楽ですね。 現地を16時半くらいに出ればまあ余裕で間に合いますね。『東京駅でご飯を食べて帰ろう』 となりますと、現地を16時頃ですかね?仙台到着が深夜になるとチョット明日の仕事に差 し障りますからね。ただし、子供たちは夏休みだから少々遅くても問題はありませんが。ホ ントに東北新幹線が出来て便利になりました。おっちゃんが座っていたD席にヘッドフォンシ ャカシャカの兄ちゃんが座る。座るや否やチュウハイの缶500mlを開けてグビグビ、その 後すかさずマルボロメンソールを立て続けに2本噴かす。『コイツ金魚だなぁ!』と横目で見 ながら様子を見ていると、資格試験を受けた帰りなんでしょうか?答合わせをやっている。 『ああ、間違えたぁ!これもだ!』とチョット落ち込んでいる。19時を過ぎて小腹が空いてき たので『まい泉のかつサンド』を食べる。 ※金魚とは、タバコの煙を肺に入れずに口だけで噴かすこと。 仙台を出ると雨となり、一関くらいまでが雨でしたね。さて、20時26分に盛岡着。ここでま た半分くらいの乗客が降りて、がら〜んと車内は空いてきた。20時48分に二戸に到着後、 21時00分『はやて25号』は八戸駅14番線ホームへと滑り込む。隣の兄ちゃんも八戸で降 りる。在来線乗換え口から入って、4番線八戸21時18分発『特急つがる25号』で青森へ向 かう。まだ発車まで時間があるので、『特急つがる』の写真を撮ってホームの自動販売機で ペットボトルのお茶を買って4号車へ乗り込む。八戸は霧が出ていて霞んでいる。4号車8 番D席で、すでにボクの席には兄ちゃんが座っている。『すいません。D席なんですが』『えッ ?』『窓側です』兄ちゃんと席を入れ替わり発車を待つ。4号車の乗車率は8割くらいでしょ うかね?隣の兄ちゃんは三沢で下車する。次に野辺地と停車して、22時23分青森駅1番 線ホームに到着する。そのままホームを歩いて跨線橋を渡り、4番線ホームで出発を待っ ている22時45分発『急行はまなす』に乗り込む。1号車B寝台3番下段で、4番下段にはす でにサッカーのユニホーム姿の20代の兄ちゃんが立っている。『すいません。ココなんです 。どちらまで?』『札幌です』『あ〜札幌』『そちらは?』『オレも札幌』短パンとTシャツ姿にな ろうと着替えている最中に検札となる。寝台の通路側にある小さなテーブルを出してそこに 切符を置く。『はい、札幌ですね!はいありがとうございました』毛布を広げて床を作ってい ると、『カバン(スポーツバッグ)は床に置いておけばいいですよね?』『いいけど、そこじゃ あ夜中に持ってかれる危険があるからココに入れたら?入るかなぁ?』ちょうど4番の通路 と反対側の寝台の下に四角く穴が空いている。兄ちゃんがカバンを入れると、上手くスポッ と入った。そんなこんなで発車の時間となりガクガクッと揺れて『急行はまなす』が青森駅を 離れる。1号車は発車時には3・4・5・6・7番の下段だけが埋まっている状態。23時09分 にどこかの駅で、上りのカシオペアとのすれ違いのために停車する。カシオペアが3分遅れ なので23時19分約3分遅れで出発する。順調に津軽海峡線を進んで、走行音が急にや かましくなったので目が覚める。そのまま横になって通路の日除けの空いているところを覗 いていると、23時45分竜飛海底駅通過。23時54分県境通過。22日0時01分吉岡海底 駅を通過して、0時17分青函トンネルを出る。そして、1時13分に函館に到着する。函館 は大雨で風が強く嵐の様相。1時23分進行方向が変わり札幌へと進んでいく。ようやく睡 魔が襲ってきたので、3時間ほど深い眠りへと落ちていく。 ちょっと話が変わりますが、はやての車内(8号車 指定席)と特急つがるの車内(4号車 指定席)に、首から小さなフォルダーを提げた小学6年生か中学1年生の男子2人が乗っ ていましたが、アレは何者なんでしょうか?1人は向かい合わせになった席の後ろの空間 に入って立っている。もう1人は座っていたのかな?落ち着きが無い様子で、はやての8号 車内を行ったり来たりしている。結局はやて車内では、車掌の切符の検札が終点八戸まで 無かった。この少年2人は青森行きのつがるにも乗っていましたね。4号車で車掌による検 札が始まると逃げるように自由席車両へと去っていく。つがるの車内で気がついて、『アイ ツ等“はやて”にも居たなぁ、何者なんだろう?車掌の検札で逃げるとなると、自由席特急 券しか持っていないのか?でも、はやては全席指定だし不思議だなぁ?どうやって乗ってた んだろう?車掌の子供か、JR東日本の重役の孫なのか?』ホントに不思議な2人でした。 8月22日(月) ガクガクッと揺れて停まったのはなんとなくわかったのですが、しばらくして4時40分ごろ目 覚めると、隣のおじさんたちが話していて、『ずうっと停まっていて動いてないんだよ』あわ てて通路の日除けを開けるとまったく動いていない。『ん?ほんとだ!』反対側の日除けを 開けてキョロキョロすると遠くに『おとしべ(落部) (1)(2)(3)』と駅名表示が見える。はじ めはすれ違いのために停まっていたと思っていたが、向こう側の路線には貨物列車が停ま っている。『こりゃ、なんかあったのかなぁ?』と、しばらくして着替えるために靴下を履いて いると、車掌さんがやってきて、『3番下段のお客様、ただ今森駅を出まして八雲寄りの落 部(おとしべ)駅で停車しております。じつは、大雨の影響で落部(おとしべ)−野田生(のだ おい)間で路盤に土砂が流入して先行の貨物列車が土砂に乗り上げて不通状態となって います。代行バスの運転に切り替えました。6時にバスが到着しますので、それまでしばら くお待ちください』それを聞いて隣の兄ちゃんがカーテンを開けて起きてきた。『不通なんだ って、バス代行運転になった』あわてて兄ちゃんは着替えをしている。ボクはカバンからポケ ットラジオをだして、『STVラジオ巻山晃のオハヨーほっかいどう』にダイヤルを合わせる。 しばらくして、大雨の影響で函館本線の路盤に土砂が流入して不通状態の交通情報が流 れた。『函館では雨風が強くて、嵐だったよ!』『寝てたから、まったく知らない』 15分ほどして『お知らせいたします。車掌の○○です。お急ぎの中、たいへん申し訳ありま せんが、2時19分頃大雨の影響で落部(おとしべ)−野田生(のだおい)間で路盤に土砂が 流入して、当列車の前を走っていました貨物列車が土砂に乗り上げて不通状態となってい ます。貨物列車は脱線はしていない模様ですが、復旧に時間がかかりますので、はまなす はバス代行運転に切り替えました。6時にバスが到着予定です。4時に函館を大型バス5 台と森駅からマイクロバス2台が出発しました。6時到着予定です。今しばらくお待ちくださ い』と車内放送があり、しばらくして『列車を2両分後ろへ下がりますので、ご注意ください』 車両2両分函館方向に戻って、作業員が向こう側で停車している貨物列車を切り離して、 ホームから駅への通路を確保している。『ココからだとバスで札幌までは4時間ぐらい?』 『うん、そのくらいかかりますねぇ』『今夜の「はまなす」で帰るんだけど、函館本線が復旧で きなかったら、空いてる安いホテル探して一泊して飛行機で帰るようかなぁ?』 6時を少し回った頃『お待たせいたしました。バスが到着いたしました。大型バス5台は札 幌へ直接向かいます。札幌へ行かれる方は大型バスへ、途中の駅で降りる方はマイクロ バスにお乗りください。マイクロバスは各駅に停車します。客車のドアが開いておりますの で、バスへと移動してください』ホームに下りて、貨物列車を切り離して確保された通路を 歩いて落部駅広場に大型バス5台とマイクロバスが待機していた。駅でお茶(伊右衛門)が 配られて、ボクは2号車に乗り込む。乗客全員が乗り込んだところで、6時29分落部駅広 場を出発する。途中洞爺駅でトイレ休憩と弁当の配布があり、道央自動車道の輪厚PAで トイレ休憩すると車内放送が流れた。国道5号線を走っていると、落部駅から300メートル 行った所で小さなガケ崩れがあったらしい。応急処置の工事が始まっていた。国道5号線 を進んで、長万部から国道38号線に入る。どこだったか?パトカーが赤色鐙を光らせて、 停まっていて、パトカーのすぐ先にはワゴン車が停まっていて、夫婦らしい2人が警官と話 している。見たところワゴン車がぶつけられたような跡が無かったから、なんだったんでしょ うかね?スピード違反なんでしょうか?その先ではおじさんが歩道に出てきてパトカーのほ うを見ている。7時58分に洞爺駅に到着する。洞爺駅でトイレ休憩と『かにめし』が朝食用 にと配られた。まだ温かくて、作りたてのようだった。最優先でJR北海道が発注したんでし ょうかね?JRの作業着姿の森駅から来た『江口さん』からの現状の説明がありまして、み なさん箸を動かしている。まぁ自然災害ですから2号車の乗客は誰も江口さんに詰め寄る ことはありませんでした。『自然災害じゃ仕方が無い』と、みんな諦めムードでしたからね。 30分くらい経ってでしょうか?1号車はすでに出発してしまった。2号車以降は5号車が遅 れて到着したので、公平をきすために、2号車が到着して50分近く経った8時41分だった かな?洞爺駅を出発する。8時48分道央自動車道の虻田洞爺湖インターから入って一路 札幌へと進んでいく。途中激しい豪雨に見舞われて、登別室蘭インター2キロ手前から空 が明るくなってきて小降りとなる。10時13分輪厚パーキングエリアで2回目のトイレ休憩 で、10時33分出発する。10時39分札幌南料金所を通過して10時50分札幌北インター チェンジで下りて、創成川通りを南へと進んで、11時04分札幌駅北口広場へと到着する。 JR北海道札幌駅の駅員さんが10人ほどで出迎える。『急行料金の払い戻しをされる方は 先頭の駅員に続いて進んでください』札幌駅の払い戻し窓口で払い戻しの列に並んでいる と、左側の窓口で50歳代の明るいベージュのスーツを着たおじさんは、『これ全部払い戻 ししたいのですが』『こちらは札幌でも出来ますが、この切符は出来ないんですよ!』『払い 戻ししたいんだけど、結局帯広方面も動いていないから、この切符持っててもしょうがない んだよ!』払い戻しして、丘珠空港から帯広空港まで空路で移動するのでしょうかねぇ? ボクの番になって『これはカードで購入しましたから、札幌駅では払い戻しできませんので、 購入した小田原駅で払い戻ししますから、証明をください』『はいわかりました』急行券に 『二時間以上遅延払い戻要す 札幌』の印を押してもらって、『これは一年間有効ですから 後日払い戻しを受けてください』気になる函館本線が復旧されているのか?真っ先に確認 したかったので、中央コンコースのお知らせ電光掲示板見ると、『不通になっていました函 館本線は復旧しました。北斗星1号・北斗星81号・カシオペアが約4時間遅れで到着予定』 と表示が出ている。もし復旧が遅れていたら、札幌駅の観光案内所あたりで、今晩のホテ ルの予約をするつもりでしたが、どうにか今夜『はまなす』で帰ることが出来る。 何事も無く『はまなす』で札幌駅到着が6時07分だったのですが、結局約5時間近く遅れて 札幌駅に到着した次第ではあります。計画していた予定(タイムテーブル)が音を立てて崩 れ落ちました。 だから、もし北斗星1号の切符が取れていたら、札幌到着は13時18分頃だったでしょう ね。これでは厳しいですねぇ!札幌滞在8時間チョットしかありませんから。空いてる安い ホテルを探して一泊して、翌日の夕方の飛行機で帰る方法しか無かったですね。 急いで中央コンコースを南口(大丸側)へと進んで、市営地下鉄南北線のさっぽろ駅へ、昔 買ったカードがありましたので、それを使って自動改札を抜ける。さっぽろ駅11時22分発 で、終点真駒内駅11時39分着。バス2番のりばの系統『真102』で真駒内駅前11時45 分発の中央バスで12時00分芸術の森入り口バス停で下りる。12・3人降りたでしょうかね ぇ?3年前のあの強い雨が降っていた時は、ボクとおばさんの二人のみでしたが、今回は 多いですねぇ!押しボタン式の歩行者用信号で渡って、橋を渡り右手奥へと小道を進んで いく。 札幌芸術の森美術館 (1)(2)(3)(4) 橋 その小道には紫陽花が植えられていて、いま盛りです。その小道を進んで行きますと木々 の間から、遠くに池に浮かんでいるエナジー・ヴォイド(エナジー・ヴォイドは撮影禁止なん ですが、入場したばっかりでこの時点ではまったく知らなくて、この風景をどうしても切り取 って保存したかったので撮影しました。申し訳ありません)が見えてきます。そのまま進んで 芸術の森美術館の玄関前を入ると正面に受付がある。1200円支払って左手の廊下を進 んでいく。彼が設計した公園の模型からはじまって、単体の時代から組み合わせの時代へ と移り、また単体の時代へと作品が流れていく。モエレ沼公園の大きなジオラマも展示され ていました。そして、彼の新しい分野の『明かり』の作品が現れて、あの巨大な丸い明かり には度肝を抜かれました。最後に池の上に気高く清く直立しているエナジー・ヴォイドが現 れまして、正面から見ると0(ゼロ)に見えてきて、見ながら左手側(出口側)へと進んで、左 右の柱が重なった時に、ボクには女性の体のラインが現れました。またさらに左へと進んで いくと、左右の柱がねじれているので最後には8の字状なんですが、ボクは無限大のマーク (∞)←これが縦になっているように見えました。石製なんですが、この暑さでチョコレートの ように溶けて流れてくるんじゃないか?と思えるほど柔らかく見えるのですが、それでいて 威風堂々と直立している。不思議な作品でした。ボクが作品の中で特に気に入ったのは、 縞瑪瑙(しまめのう)の作品の『母と子』ですね。単純な形の作品なのですが、人の想像を 掻き立てる作品で、柔らかくて優しいほのぼのとした作品でしたね。 小道を戻って橋を渡り、芸術の森入り口バス停に戻ってくる。ところどころに青空が覗いて あの函館や室蘭の大荒れの状態がウソのような札幌の上空です。雲はすっかり秋の雲で すねぇ!13時02分発のバスで山を下ってきて13時19分真駒内駅前降車専用バス停に 到着する。カードで改札を通り抜けホームに上がった途端に、13時22分の電車が発車し ていった。次の真駒内13時29分発の電車でさっぽろ駅13時46分着。布目の社長のいか 塩辛と黄金松前と、『磯めぐり浜だより』で紹介されたザリガニのスープを買うために新千歳 空港へと移動する。札幌13時55分快速エアポート136号のデッキで新千歳空港を目指 す。車内はかなり混んでいて座ることはもちろん出来ない。JR北海道の車両はデッキが広 いのでいいですねぇ。JR西日本の山陽新幹線0系のこだまもデッキが広い車両があります ね。さて、あれは恵み野辺りでしょうか?線路沿いに歩行者&自転車専用の道がありまし て、『○○の小道』と看板に書いてありました。南千歳駅を出るとすぐに地下に潜っていく。 14時31分に新千歳空港駅に到着。改札を抜けて出発ロビーへと上がっていく。広大なお 土産広場に出て来て、手当たり次第に『あの、ザリガニのスープはありませんか?』『ウチで は扱って無いですねぇ、聞いたことはありますが扱っているお店あるのかなぁ?』また他の お店で伺っても『ウチは扱ってませんねぇ』お土産広場をあっちこっち探し回りましたが、結 局ザリガニのスープは見つからなかった。日高観光開発さんの眼鏡を掛けた晤郎ショーの 『あねっちさん』に似たお姉さんに、布目の社長のいか塩辛と黄金松前を2個ずつと、ジン ギスカンを2袋を宅配便で送っていただけるように手配を済ませる。長年晤郎ショーを拝聴 してますが、ようやく口に出来ます。 へぇ〜!晤郎さんはお土産屋さんも経営されてるんですねぇ!エッ?違うの? 新千歳空港 (1)(2) 送迎デッキに上がっていってしばらく30分ほど離着陸する航空機を眺めていると、ものすご い爆音が聞こえてきた。航空自衛隊千歳基地のF15イーグル戦闘機が1機ずつ計4機発 進していく。離陸したあと急上昇してあっという間に雲の中に消えていく。代行バスの中で 食べた『かにめし』以来食べ物を口にしていないので、空腹のために胃がキリキリと痛み出 してきた。階下に下りてレストラン街の一灯庵さんで豚丼&うどんセットで遅い昼食となる。 ちょっと寝不足気味なので気付けに、コクミンドラッグさんで『リポDスーパー』をグイと1本! 新千歳空港16時19分発快速エアポート163号で17時00分札幌駅着、北海道キヨスクや 大丸札幌店地下ほっぺタウンなどでザリガニのスープを探すが見つからなかった。石屋製 菓さんで、バウムクーヘン(プレーン)と白い恋人(1260円のを3枚)を購入して札幌駅構 内のコインロッカー160番(500円)に大きな荷物を預ける。小さなトートバッグにデジカメと 電池・うちわなどを入れて、あいの里教育大(350円)までの切符を購入後改札を抜ける。 4番線17時40分発札沼線石狩当別行きで18時09分あいの里教育大駅に到着する。こ こではかなりの人が降りましたねぇ。改札を抜けて真っ直ぐ進んでいく。正面にさっぽろ東 急ストアあいの里店が見える。道路を渡ってあいの里店のドアを開ける。するといきなり工 藤さんの『本場大阪お好み焼きの店 なんでやねん』が現われた。通り過ぎて正面からで は気が引けたので、ななめ向こうから撮影して、『こんにちはー!』と入店する。『何名様で すか?』『独りです』『カウンターにどうぞ』残念なことに、店主の工藤さんは他の東急ストア に出店?のために不在でした。すでにお店にはお年寄り?の方(女性)と女性の二人連れ の方が入店されていて、ボクが入ってすぐにお年寄り?の方は代金を払われて『おいしい !懐かしかった』とお店を出て行かれました。 『あれ?工藤さんは?』『今日は留守なんです』『そういえば他の東急ストアに出店するとか 晤郎ショーで言ってたなぁ!』スタッフの方に『豚玉とモダンください』と注文する。キョロキョ ロ店内を見回すと冷蔵庫には晤郎さんが表紙のSTVのタイムテーブルが貼ってある。左手 側の柱のとこには晤郎さんの色紙があって、その右斜め下にも色紙があって、子供のいた ずら書きだか、ミミズがのたくったようなサインで、なんて書いてあるんだかまったく判読不 能で、横には『本場大阪のお好み焼き、はじめて食べました』と書いてある。アレは誰のサ インだったんでしょうかねぇ??『えッ?なになに?神奈川県出身で、STVのアナウンサー ?』・・・『あッ!わかった!岡崎君!違うの?のりお君?』あのぅ、のりお君!もうちょっとサ イン練習したら?で、その下にはホール公開の時の模様なんでしょうか?晤郎さんの前で 工藤さんがお好み焼きを焼いている姿の写真が飾ってありましたね。 『撮影:おかんちゃん』かな? 正面(厨房)の壁にお品書きがあって、ひと際大きく『当店オリジナル とん平丼』と書いてあ りましたが、どういったものなんでしょうかねぇ?工藤さんに伺わないとわかりませんね。 もう完全なカルチャーショックでしたね!『全然違うじゃん!!オレ等が子供の頃当てクジ屋 (駄菓子屋)で自分で焼いていたお好み焼きと称する食べ物はなんだったんだ??』これが 晤郎さんが申される本物の大阪のお好み焼きなんですか?そんなにゆるくないベースで鉄 板に丸く広げたらひたすらそのままじっくりと焼き続けて、時々ひっくり返してまたひたすらじ っくりと焼き続ける。するとふんわりと焼きあがってくる。後ろの女性二人連れは『もう食べご ろですか?』『すみません。あともう一回返して焼きますので・・・』『まだ焼くんですかぁ?』 『じっくり焼くんですよ!』数分後ようやく焼きあがって最後の仕上げに入っている。ボクのほ うは、まだまだ焼きあがるまでに時間がかかるらしい。それから5分ぐらいして『マヨネーズ は大丈夫ですか?』『全部大丈夫です』ソースを刷毛で乗せたあとに、マヨネーズで細く格 子状にお化粧をして最後に鰹節が掛かる。『はいどうぞ!こちらが豚玉で、こちらがモダン です』掛けられた鰹節がお好み焼きの表面で踊っている。へぇ!いやぁ!おもしろい光景を 見させていただきました。焼きあがるまでに15分くらいかかったでしょうかね?『あ、生ビー ルください!』生ビールを飲みながらお好み焼きを楽しむ。工藤さんが『なんやこれは!こ れがお好み焼き?違うねん!』という意味がわかりましたね。小さなコテ(もんじゃ焼きで言 うところのハガシ)で食べるのが本場の流儀らしいですが、ボクは箸でいただきました。 お好み焼きの豚玉(左)とモダン(右) (1)(2) 『ご馳走様でした』と代金を払って『スタンプカードはどうしますか?』と聞かれましたが、『北 海道の人間ではないので・・・』『どちらからですか?』『神奈川県からです。二上さんはよく 見えられるんですか?』『お知り合いの方ですか?お名前は』『・・・・・・名前は・・・いやいい んです』表に出ると外はスッカリ日が落ちて、冷たい風が吹いている。さすがは北海道!広 い歩道なのかな?そこに灰皿があったので、食後の一服(^。^)y-.。o○をさせてもらう。先に は交番が見える。8月の半ばを過ぎてすでに北海道は秋へと突入でしょうかね? あいの里教育大駅に戻ってきて、19時05分発札幌行きで19時33分札幌駅に到着その まま中央コンコースを大丸側に進んで、地下鉄南北線の改札を抜けて19時42分発ですす きの19時45分着。狸小路商店街を9丁目方向へ歩いていく。『ほ、ほほの北海道』のCDを 鈴屋さんで購入するために進んでいきましたが、見つからない!『あれッ??おかしいなぁ ?何で無いんだろ』アーケードも終わって道路向こう側には、加藤五衛門さんの『三角山五 衛門ラーメン』の赤い看板が見える。『五衛門ラーメンってここかぁ!見覚えがあるなぁ!』 晤郎ショー1000回の前日に、狸小路のアガタ薬局と鈴屋の撮影に来て、五衛門ラーメン の横を通って札幌駅前のホテルまで歩いて帰ったことがありまして、まったく初めてでは無 かったです。工藤さんのところでお腹一杯になってしまいましたので、今回はご遠慮いたし ました。駅前通に戻るため狸小路を戻っていく。『確か6丁目だったよなぁ?ウインズの隣だ ったような?』上の看板を見ながら進んでいくと、『鈴屋』と書いてあるが、シャッターが閉ま っていてロープが張ってある。以前撮影した時の『レコードの鈴屋のテープ』の看板も無くな っている。『おかしいなぁ?引っ越されたのかなぁ?』駅前通に戻って、南に下り夜のススキ ノ交差点(1)(2)(3)を撮影していると道路向こう側に玉光堂の看板が見える。『おッ、アレ だぁ!』急いで行ってみると、玉光堂楽器専門店だった。仕方が無く地下のオーロラタウン でCD屋さんを探したが、この時間では大部分のお店はシャッターが閉まっていてすでに時 遅しでした。丸井今井さんもすでに閉店していて看板のネオンも落とされて『ほ、ほほほの 北海道』は結局買えずじまいでした。 駆けずり回ったので疲れ果てて、テレビ塔横の大通公園のベンチでSTVラジオを聴きなが ら、しばらく夜の札幌を満喫する。ボクの後ろ側の芝生ではアメリカ人?の団体さんが時々 奇声を上げている。21時20分ごろ大通公園を離れて大通駅から札幌駅へと戻ってくる。 預けた荷物を受け取りに行ってみると、コインロッカーの番号が三千番台『あれ???あれ ???』辺りをもう一度歩き回ってみてもわからない。仕方が無いので、地下街の管理事務 所で場所を教わって無事に160番のコインロッカーにたどり着く。まったくスチュエーション が同じで、左手側には大丸への入り口があり、正面には札幌駅中央コンコースへのエスカ レーターがある。三千番台のコインロッカーとは30メートルくらい北へ離れた場所だった。 荷物を取り出してコンコースに上がり改札を抜けて5番線で出発を待っている22時00分発 『急行はまなす』に乗り込む。寝台は買えなかったので指定席座席となる。6号車2番D席で 荷物を置いたら急いで自動販売機でペットボトルのキリンのガラナとお茶の一(はじめ)を 買って車内に戻ってくる。 22時ちょうどに発車する。途中の上野幌駅周辺は変わりましたねぇ!大きなディスカウント ストアですか?それが出来ていて、すごい発展ぶりですねぇ。隣の席に千歳からおじさんが 乗ってくる。 8月23日(火) 2時42分に函館に着く。向こう側の2番A・B席の若者に函館から乗り込んだ人が『すみま せん。ここボクの席なんですが・・・』『えッ?今どこですか?』『函館です』『いけねぇ!すみま せん。函館着いたって!』あわててもう1人を起こして、2人の若者は荷物を掴んで降りてい く。進行方向が変わり車窓の景色が席の方向と逆に進んでいく。青函トンネルを抜けて、先 を走っている電車が遅れているので、青森駅4番線に8分遅れで到着する。ホームを進ん で跨線橋を渡り1番線で出発を待っている『特急つがる』2号4号車4番D席なんですが、D 席にはすでに40歳代のサラリーマンが座っていた。C席に座ってしばらくすると、『すみませ ん。席間違えました』と、ビジネスカバンと傘を持って4番A席に移っていく。三沢を過ぎたあ たりでしょうか?激しい雨でスピードを落とした徐行運転となり、そのために八戸4番線に5 分おくれで到着する。右手奥では『はやて2号』が待っている。階段を上がって新幹線乗換 え口では『特急つがる』が遅れて到着したために、『ただ今つがるがおくれて到着しました ので、自動改札は停止させております。切符は入れずにそのまま通過してください』との特 別措置となっている。 八戸6時55分発はやて2号が約5分おくれて11番線を出発していく。ホームのベンチで休 んで3分ほどで12番線に7時08分発はやて4号が入線してくる。3号車3番E席で途中の 北上駅から隣におじさんが座る。隣のおじさんは大宮駅で下車する。10時36分に東京駅 に到着八重洲中央口で途中下車して、JR東日本のみどりの窓口で9月の愛知万博用の切 符を買い求める。その後東京駅地下街へと下りて行って、ニュートーキヨーのお気に入りの 大卓(だいたく)で、生ビールの小ザイデルとつまみ用のフィッシュ&チップスそれから、エビ カツ&ライスで早めのお昼ご飯となる。 東海道線快速アクティーで、途中銀行に用事がありましたので平塚駅下車する。まぁ、なん やかんやで自宅到着は14時過ぎでしたね。 ちなみに、今回の旅の歩数は、26,357歩でした。 途中からバス代行運転で、計画していた予定が崩壊しまして、ホントに必要最小限の場所 しか行かれませんでしたね。残念なことしました。あとから考えたら、安いビジネスに一泊し て翌日の夕方飛行機で帰ったほうがよかったのかなぁ?と思えるようになってきましたが、 でも、そのための資金が無かったんですよねぇ。航空券てクレジットカードで買えたんでしょ うかねぇ?用心のために2万円ほど別に持って行くか、銀行のキャッシュカードを持って行く べきだったかもしれませんねぇ。一応1万円は余計に持って行ったのですが。 最後に一言。おいッ!JR北海道!失ったオレの5時間を返せー! 終 追伸、来年の5月にまぁ、秋のGTを取れれば何とか旅の資金が出来るかもしれませんの で、札幌に再び行ってみようかな?と思っております。旅の資金が調達できればの話しです が。いろいろな懸賞にも応募してみようかな? では。 |