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 お詫び、デジカメの不具合で画像の下のほうに広範囲に赤いノイズが入っています。
 修理に出している時間とお金がありませんので、そのまま撮影いたしました。あなた
 のパソコンのモニターが不具合を起している訳ではありませんので、お間違いのない
 ように、よろしくお願いします。

 ブラウザの文字のサイズは『中サイズ』に対応しておりますので、中サイズに設定され
 ますと、ご覧になりやすいです。


 4月30日(
 突然ひな祭りの日(3月3日)に『5月の1日に1日有給休暇取ると、9連休だよなぁ!家でゴ
 ロゴロしてるのもなんだし、どうするかなぁ?そういえば2000年だったか?鳥取砂丘と松
 江と出雲行ったよなぁ!カメラ持って行かなかったから、まったく写真もないし、もう一度、今
 度はデジカメ持って行きたいなぁ!それと、肝心な鳥取砂丘の砂を持って帰るのを忘れたし
 なぁ!』と頭に閃きまして、一度頭の中に閃いてしまうと、心ウキウキとなってどうしても実現
 したくなってしまって・・・・、それに不思議とタイミングよく3月5日の『遠くへ行きたい』は、森
 野熊八さんが安来・松江・出雲へ旅された放送が流れ、3月25日の『遠くへ行きたい』は阿
 藤快さんが鳥取砂丘からの番組スタートでした。7割方実現へ心が傾いてきましたが、この
 前の2月に長崎へ行ったばかりなので肝心なお金の都合がねぇ・・・、問題はそこなんです
 が、色々考えて『まぁ旅行資金のほうはどうにかなるだろう!パチンコ貯金から借りて、少な
 い夏のボーナスで返せばいいか!旅が唯一の楽しみだしなぁ!この旅から帰ってきたら、
 年内はもうどこにも行かないことにしよう!』という訳で、熱海23時23分発『寝台特急サン
 ライズ出雲・瀬戸』に乗るために、23時現在、熱海駅の2・3番線(東海道線下り)ホームに
 たたずんでおります。でもねぇ、秋になったら秋になったで、『今年の京都の紅葉はどうかな
 ぁ?』と気になり始めるんですよね。しかし、初めて行った10年位前から比べると、京都の
 紅葉は残念ながら、あの色鮮やかな紅葉にお目にかかったことは無いですねぇ。これも地
 球温暖化の影響なんでしょうか?色がくすんで汚い赤色なんですよね。夏が暑くて10月頃
 から朝晩グッと冷え込んでくれば色鮮やかな紅葉が楽しめるそうですが、最近はその肝心
 な冷え込みが弱いんだそうです。去年は、葉の色が赤に変わらずに枯れて落ちてしまう現
 象が多々見られたそうです。これは、秋になって雨の日が極端に少なかった為、植物にとっ
 て慢性的な水不足が原因らしいです。強風が吹き荒れていて心地がよい熱海駅東海道線
 下りホームです。


 初めは熱海から鳥取まで『寝台特急出雲』で向かう予定でしたが、3月18日をもって『寝台
 特急出雲』は廃止となってしまいました。これなら熱海から寝ながら鳥取まで行かれたので
 すが、東京駅で最後の『寝台特急出雲』の出発で、きょうを最後に廃止というニュースを見
 て『あれぇ〜!廃止かよ〜!』最初に立てた計画が音を立てて崩れ落ち、慌てて時刻表と
 の睨めっこで、『寝台急行銀河』で京都まで出て、京都から智頭急行・JR因美線経由の『特
 急はくと』で鳥取に向かうか?『寝台特急サンライズ出雲・瀬戸』で熱海から上郡(かみごお
 り)まで出て、上郡から智頭急行・JR因美線経由の『特急スーパーいなば91号』で鳥取へ
 向かうか?の二者択一までに絞られた。

 A案の『寝台急行銀河』利用だと、松江に着くのが17時を過ぎてしまう。しかし鳥取砂丘行
 きのバスは鳥取駅横のバスセンターで30数分待てばある。B案の『寝台特急サンライズ出
 雲・瀬戸』利用だと、上郡で乗り換えて鳥取着が7時半ごろとなる。これではあまりにも早い
 ので、砂丘行きのバスはありません。(
何しろ砂丘行きのバスの始発が9時10分ですから
 鳥取砂丘へ行くにはタクシー利用しかない。『寝台特急サンライズ出雲・瀬戸』利用だと、鳥
 取砂丘を見た後に松江へ向かうと到着が15時頃となる。考えた末に早いうちに目的地(松
 江)に着いたほうがいいだろうという結論が出まして、『寝台特急サンライズ出雲・瀬戸』利
 用を選択した次第であります。A案とB案の差は約2時間しかありませんがね。ただし、鳥取
 砂丘へ向かうには路線バス利用(A案)とタクシー利用(B案)の大きな差があります。

 個室(寝台・座席)はJR東日本の『えきねっと予約』では予約できませんので、4月2日の5
 時45分頃家を出て小田原駅に6時15分頃到着する。駅横の24時間営業の駐車場に車を
 入れて、階段を駆け上がり自由通路(コンコース)を進んでいく。『あれ?変わったなぁ!え
 っ?あんなとこにNEWDAYS(駅のコンビニ)が出来たのかぁ!それからオダキューOXは店
 がでかくなったなぁ!』ちょっと来ない間に駅がまた変わってしまった。みどりの窓口まで歩
 いていくと、営業開始は6時半と書かれている。それまで自由通路(コンコース)のベンチに
 座って時間を潰す。灰色のパーカーを着た30歳くらいの男性と、小学6年生か中学1年生
 くらいの女の子4人連れがシャッターの前で営業開始を待っている。6時半になりみどりの
 窓口が開店してボクも入店する。その灰色のパーカー姿の男性は、トワイライトエクスプレ
 スだったかな?それの3番の個室?のことで何があったのか?わかりませんが、窓口の駅
 員と揉めている。『すでに予定は組んでしまって、宿の予約は済んでいるから・・・なんとして
 でも3番の・・・・・』10分くらい押し問答があって、結局今日の10時に予約をし直すというこ
 とで何とか決着する。なんで?そんなに3番の個室にこだわるのか?確かに、座席や個室
 は『何号車何番の席・個室』と希望を言わない限り、指定席や個室が最初に売り出されるの
 は各車両の3番からですからね。それまでに3番にこだわる何か特別な理由があるのでし
 ょうかね?何しろこの時間はみどりの窓口の駅員さんは独りしか居ないので、ボクは出か
 ける予定が無いので何分でも待ちますが、その男性の後ろの小学6年生か、中学1年生く
 らいの女の子4人連れは、乗る電車の発車時間が近いのか?『自動のほうで途中まで買
 おうか?』『もうちょっと待とうよ』とイライラジリジリしていた。そのひと悶着がようやく終わ
 り、前の小学生6年生か?中学生1年生?の4人連れが切符を購入し終えて、ボクの番と
 なる。

 『おはようございます。先に寝台のほうをお願いします。寝台が取れないと、違う方法に変
 えなければなりませんので・・・・。それから、サンライズ瀬戸でも出雲でもかまいません。上
 郡(かみごおり)までですから分割される前ですので』しばらく端末をトントン叩いて列車の
 空席状況を確認している。サンライズ瀬戸ではすでに満席だったらしくて、『え〜っと、出雲
 でお取り出来ました』どうにか寝台特急サンライズ出雲12号車12番B寝台シングルが確
 保された。小田原から(
東海道本線・山陽本線・上郡・智頭急行・智頭・因美線・鳥取・山陰
 本線経由
)出雲市までの行きの乗車券と、出雲市から(山陰本線・伯備線・岡山・新幹線経
 由
)小田原までの帰りの乗車券を購入する。岡山からの新幹線はまだ発売されていないの
 で、後日またみどりの窓口へ購入しに行くことになる。

 旅行会社のシステムはわかりませんが、一般の人の切符の事前購入は1ヶ月前の同じ日
 の10時からの発売ですからね。もし翌月に同じ日(30・31)が無ければその月の最終日
 からだと思います。

 4月8日に、えきねっとで予約した帰りの岡山からの新幹線の指定席券に、四国内の乗車
 券と自由席特急券を購入して帰ってくる。これでこの旅で必要な切符類は、すべて揃いまし
 た。あとは自分の体の体調管理と当日の天候が問題ですね。あと地震ね!地震だけは防
 ぎようがないですからね。西日本で強い地震が起きたら、アウトですね!旅行は即中止す
 るようですね。そうそう!地震といえば・・・・、去年の8月のお盆でしたね!東北地方でかな
 り強い地震が起こったのは。その3日後くらいに札幌へ出かけたんですよね。あの時は心
 配していた余震ではなくて、北海道内での大雨で、函館本線の森駅から八雲駅方向に進ん
 だ途中の落部(おとしべ)〜野田生(のだおい)間で 小さながけ崩れがあって路盤に土砂
 が流入して、先行の貨物列車が土砂に乗り上げて動けない状態となり、その影響で『急行
 はまなす』が落部駅で運転中止となり、バス代行運転となってしまって計画していた予定を
 すべて変更しなければならないハプニングに見舞われました。バス代行運転で札幌到着が
 予定より5時間遅れでしたからね!これはキツかったなぁ!何しろ札幌日帰りのボクにとっ
 ての貴重な5時間がパー!になりましたからね!北海道内の鉄道はかなり乱れていました
 ね。帯広・釧路方面の特急列車はすべて運休でしたから。トワイライトエクスプレスと北斗
 星1号・3号にカシオペアは、札幌到着が約4時間遅れと改札の電光表示板に出てました。
 
『詳しくは、(イサム・ノグチへの道)参照』

 13時11分に熱海で震度5弱を記録する地震がありまして、ウチではズシンと来たくらいで
 治まりました。そうですねぇ?震度3くらいでしたね。地震の影響で、東海道線下り線が小
 田原〜熱海間で徐行運転となり心配しましたが、30分後には通常運転となる。やはり心配
 していた地震が起きてしまいましたね。

 『まもなく2番線に、高松行きと出雲市行きの寝台特急サンライズ瀬戸・出雲が到着します。
 危険ですので、黄色い線より下がってお待ちください』そのとき、ボクの右手側(静岡側)か
 ら三人の静岡県警の警察官(男性2名・女性1名)と熱海駅の駅員さん(2名)がやってくる。
 ボクは『犯人が護送されてくるのか?』と思っていると、駅員さんが警察官に向かって『その
 子常習犯だべぇ』と話している。23時22分に到着して、ドアが開いたのと同時に熱海駅の
 駅員さんが『どの子?・・・』サンライズ出雲の乗務員さんと話していて、その子が現れると、
 『またこの坊やかぁ!』何しろ1分停車なので、乗務員さんと問題の子をすり抜けて12号車
 に乗り込む。発車して窓を見ていると、女性の警察官に連れられた明るい緑のTシャツを着
 た5歳くらいの男の子がホームを歩いていた。どこからどうやって乗り込んだんでしょうかね
 ぇ?熱海以前の停車駅は東京始発と横浜だけですからね。なんか若いのに、寝台特急の
 無賃乗車の常習犯らしいですね。ひとりで乗ってたみたいだから、?????勝手に家を
 出て東京駅か横浜駅から乗り込んでるんでしょうかねぇ?でも東京始発は22時00分で、
 横浜は22時24分発ですからねぇ?5歳くらいの子が22時頃までフラフラしてること自体が
 よくわかりません。ボクには理解できませんね。なんなんだろう?????そうか!親戚の
 人を見送りに来てそのまま乗ってしまったとか・・・・、そういうことかもね!熱海駅で乗車し
 たのはボクを含めて5・6人でしょうか?ボクより小田原寄りの13号車には、中年のご夫婦
 が乗車しましたしね。

 さて、この列車は個室寝台が大部分ですが、サンライズ瀬戸の5号車とサンライズ出雲の
 12号車の1階には、ノビノビ座席という車両が連結されていて、2段式の座席というよりカ
 ーペット敷きの座敷のような座席となっています。ただし、あくまで座席だから枕や布団は
 無いのかなぁ?こういうときには空気膨らまし式のビニール製の座布団と枕を用意しておく
 と便利でしょうね。サンライズ出雲12号車12番のB寝台シングル。12号車の車両の東京
 寄りに11番と12番の2部屋があります。

 11番にはまだ乗車していなかったのでドアが開いている。狭い部屋なのでドアを開けたま
 ま短パンとTシャツに着替えて、車掌さんの検札を待つ。ドアを開けていたので、『熱海から
 ご乗車のお客様、切符を拝見します。はい、上郡までですね?上郡到着は5時49分です。
 あッ、ひとつご注意がありまして、上郡駅ではホームが短いので、12号車から14号車の扉
 は開きませんので、ご承知おきください』『はい!わかりました』

 夕飯を済ませてしばらく夜になって睡眠をとりましたから、睡魔が襲ってこない。しばらく窓
 の日よけを空けて、夜中の車窓を眺める。東田子ノ浦駅の手前でした。20棟ほどのビニー
 ルハウスに白熱電球が灯って明るくなっている。何の電照栽培なんでしょうかね?すでに
 日付が変わって、月曜日になっているのに、まだ煌煌と明りが点っている部屋が多いです
 ねぇ!みんな何時に寝るんだろう?1時半ごろにやっと睡魔が襲ってきて、暗闇にと落ちて
 いく。一旦ハッと飛び起きて腕時計を見ると、3時半過ぎ。まだ起きる時間には一時間半あ
 るので、また睡眠へと落ちていく。

 ところで、なぜ最近ボクは夜行寝台を多く利用するようになったのか?と申しますと、例え
 ば土・日・月の2泊3日の場合は、宿泊前日の夜(金曜日)に出発
出来るのと、夜の間に移
 動距離を稼いでくれるからです。でも、寝台列車が走っていない地方は厳しいかもしれませ
 んがね。
 
鳥取駅へは、寝台特急利用で7時29分着、新幹線利用だと、12時54分着となります。
 京都駅へは、寝台急行利用で6時43分着、新幹線利用だと、最短で9時11分着となりま
 す。(名古屋でのぞみに乗り換える)
 ただし、九州方面の『富士・はやぶさ』や、北海道方面の『北斗星』や『カシオペア』は、出発
 時間が早いので、会社を午前中で早退するか、有給休暇を1日余計に取らないと厳しいで
 すね。

 5月1日(
 5時頃に携帯電話のアラームで飛び起きて、窓の日よけを開ける。『ココどこだろう??』す
 ぐ横を国道が走っていて、トラックばかり西へと走っている。しばらくすると長い高架の下を
 潜り抜けると舞子との文字が見える。これは明石海峡大橋の高架です。『もう神戸は越えた
 のかぁ!そろそろ支度をしないと』のんびりと着替えて、日除けを全開にして流れ行く沿線
 の風景を眺める。5時40分頃ドアをノックされて『おはようございます。まもなく上郡(かみご
 おり)に着きます。扉が開きませんので、11号車まで移動してください』『はい!』乗務員さ
 んに先導されて11号車まで移動する。上郡に近づいていくとかなり深い濃い霧の中を進ん
 でいく。5時49分上郡(かみごおり)駅3番のりばに到着する。ここで降りたのは、ボクと50
 歳代のおばさんと、30歳代のお母さんと5歳くらいの女の子。すでに辺り周りはすっかり日
 も昇って夜明けという雰囲気ではないですね。でも、まだ朝の5時台なんですがね。5月に
 入りましたからそんなに冷え込んではいませんが、でも、山の中だから、吐く息がうっすら白
 いですね。快晴に近い空で、雲は全天の3割程度でしょうか?すでに初夏だから、きょうは
 暑くなるんでしょうかねぇ?そんなことを考えながら2・3番のりばのホームで列車の到着を
 待つ。しばらくして岡山始発の上郡6時03分発『特急スーパーいなば91号』が到着する。
 特急といってもね、ディーゼルの2両連結の短い編成なんですね。1号車が指定席で2号車
 が自由席の編成になります。姫路方向に向かって走ってきた列車が、上郡で向きが変わっ
 て、発車すると岡山方向に進んでいく。2号車(自由席)8番A席に座って併走していた山陽
 本線から分かれて、北へと進路を変えて智津急行線内を進んでいく。車掌さん(昔の森首
 相に似てる)の検札があり、『最終目的地は出雲市ですが、あの鳥取から先はどうされます
 か?自由席特急券なら今買えますよ。それとも、一旦下車しますか?』『へ?・・・あぁ、鳥取
 で途中下車しますので』『そうですか、わかりました』佐用に6時16分到着。列車の行き違
 いのために『平福駅』で5分停車する。そのまま順調に列車は進んでいく。鳥取駅着7・8分
 前でしょうか?山の上にが見えて、また違う山の頂上には3機の大きな風車が回ってい
 る。地図で見てみると、たぶん郡家(こおげ)町だと思います。
ネットでよーく探してみたら、
 河原町(かわはらまち)でした。


 7時29分に鳥取駅2番のりばに到着する。改札で駅員さんに『途中下車です』と告げて、切
 符を確認してもらう。平日なのでちょうど通勤・通学ラッシュのため大混雑の鳥取駅となって
 いる。コインロッカー(0007番 300円)を探してコンコースをさまよい、やっと見つけて大き
 な荷物を預ける。タクシーだと2,240円くらいかかってしまうらしいので、左手側にある鳥取
 駅バスターミナルまで歩いていく。バスターミナル案内所入り口横の系統路線図で確認をし
 て、20・22・24・25系統が鳥取砂丘方面に行くらしい。4番のりば(砂丘東口・岩井・福部
 ・岩戸方面)で40分ほど待って、8時10分発日本交通バス25系統(砂丘東口・岩井温泉
 経由 蕪島行き)に乗り込む。4番のりばで待っていた人全員(ボクを含めて)で、席は埋ま
 り、5分ほど停車して時間が来たのでバスターミナルを出発する。

 
祝日なら鳥取駅前バスターミナルから『ループ麒麟獅子バス』なる乗り物がありまし
 て、バスターミナル7時50分発の『ループ麒麟獅子バス』を利用して鳥取港回りで鳥取砂丘
 会館に8時49分着なんですが、きょうは平日のため運行はありません。ううッ・・・(T_T)なん
 で無いの?

 2000年に訪れた時は、松江を8時頃出発してのんびりと米子まで鈍行で行って、米子から
 は『快速とっとりライナー』で10時20分くらいに鳥取駅に着きましたから、それでも鳥取駅
 横のバスセンターで20分〜30分近く待ったでしょうかねぇ?何せ砂丘行きのバスは、1時
 間に1本しかありませんからね。それでも、連休の真っ只中で乗車率は結構よくて6割程度
 だったと思います。(
この部分の記憶が定かでないので、思い出せない)帰りのバスは乗客
 が5人程度だったですね。何しろ当日は天気がよくて、『芝・ダート共に良』でしたから、サラ
 サラな砂に脚が埋まっちゃってなかなか進まない。で、最後の心臓破りの急坂を息も絶え絶
 えとなり、なんとか登りきって砂丘の最高地点へと辿り着く。どれぐらい登りましたでしょうか
 ねぇ?そうですねぇ・・・、ビルの10階ぐらいあるのでは?(30mくらい?)ところで、ダート
 はね、不良馬場のほうが馬は早く走れるんですよ!水分(雨)によって砂が締まるからね。
 みなさん経験ありませんか?砂浜でも波打ち際のほうが歩きやすいっていうのが。それと
 おんなじ状態です。『これ毎日何往復かすれば、少しは痩せるかなぁ?』と真剣に考えてし
 まいましたね。アスファルト道路を走るよりダート(砂丘)を歩いたほうが、砂がクッションの
 役目をして脚には余計な衝撃がかからないし、脚が砂に埋まる分だけ抜け出すのに力が
 要りますから、1時間程度連続して歩けば、結構脂肪を燃焼して筋力が付くと思いますね。
 脚を骨折などの怪我をされた方にはもってこいのリハビリになると思いますね。それからダ
 イエットのための運動にもね!馬背(うまのせ)最高地点から日本海を見ると、春の優しい
 色(淡い緑色)の海が広がっていました。冬の日本海って海が黒いんですよね。日本海から
 吹き付けた風が、馬背にぶつかって上昇する気流を利用して、パラセイルが何機も気持ち
 よさそうに飛んでいましたね。

 駅前通(国道53号線)を進んで鳥取赤十字病院の横を通り、進むと正面突き当りが鳥取県
 庁、そこを左に折れてバスは海岸方向(北)へと進んでいく。丸山交差点を右折して、県道3
 18号線を進んでいく。立体交差となっている覚寺交差点を過ぎると上り坂となる。トンネル
 を越えると『子供の国入り口バス停』、その次の『鳥取砂丘東口バス停』で下車する。ここで
 降りたのはボクを含めて6人ほど。皆さんは右手側の道路を歩いて『砂丘センター』へと進
 んでいく。ボクは横断歩道で渡って砂丘会館方向へと歩いていく。まだ朝早いのか?平日
 だからか?そんなに混んでませんが、バイクの一団や県外ナンバーの車が駐車場に止ま
 っている。リフトの下をくぐって砂丘会館前まで進んでいく。左手側に砂丘への入り口がある
 ので、左に折れて砂丘へと進んでいく。4月の半ばは天候が不順で雨の日が多かったそう
 ですが、一昨日から晴天が続いていて、砂は乾燥しきっているそうです。今回も『芝・ダート
 共に良』ですね。ベージュ色の砂丘が連なって先には巨大な砂山(馬背 うまのせ)がそび
 えている。2000年当時とまったく風景は変わっていませんね。遠く馬背を見ると、登ってい
 る人の姿が蟻のように小さく見える。一旦砂丘を下ってから急激な登りとなる。左手側には
 オアシスがあって、中国山地に降った雨がここに湧き出すそうで、湧き出す水は不思議なこ
 とに海がすぐ目の前なのに、塩分がまったく含まれていない淡水なんだそうです。2000年
 の時は、訪れた一週間前に中国地方に大雨が降ったので、湧き出す水でオアシスは大き
 な池となっていました。今回はかなり小さな水溜りでしたが。

 その急な登りを息を切らせて汗だくとなって脚を柔らかい砂に取られながら、馬背を登り切
 って、頂上からの眺めを楽しむ。なぜか?足元を見ると天道虫の大群が居る。砂が暖かい
 から群がってくるんでしょうかね?その後、馬背の頂上から一気に海岸へと駆け下りる。海
 岸でしばらく休んで、今度は馬背を海岸方向から登っていくが、やわらかい砂に阻まれてズ
 ルズル落ちてきてなかなか上へと登れない。斜め右方向に進んで、締まった砂の上を歩い
 て息を切らせながら登っていく。馬背からだいぶ離れた少し低いところを登り切って馬背の
 一番高いところへ移動していく。なぜ少し低いところから馬背の頂上(一番高いところ)へ移
 動するのか?と申しますと、少し低いところから砂丘会館方向に下っていくには、角度が急
 (約45度くらい)過ぎて、下っていて足を柔らかい砂に取られて一旦転がってしまうと、その
 まま一気に下(オアシス)まで転がり落ちてしまって全身擦り傷だらけとなってしまう危険が
 あるからです。頂上では婦人会?と会社の慰安会?の団体さんが相次いで記念撮影をし
 ているので、ボクは写らないように少し離れたところで撮影が終わるのをしばらく待ってあげ
 る。馬背を柔らかいフカフカした砂に脚を取られながら慎重に下って砂丘会館方向へと進
 んでいく。砂丘会館に向かって右手側にはラクダが、左手側には馬車が待機している。の
 ぼりの途中にそんなに深くはないが、風による風紋が描かれている。

 馬背を下って砂丘会館へと戻ってくる。のどが渇いたので、ソフトクリーム(300円)を買って
 舐めていると、バス停にバスがやってきた。『あッ!しまったぁ!海岸に下りたから時間を取
 られた!うわ〜時間を勘違いしてたぁ!』じつは、砂丘会館でウチから頼まれた根付きのら
 っきょうの予約しなければならなかったが、このバスを逃すと鳥取駅で特急に乗り遅れてし
 まう。このバスに乗り遅れると次のバスは1時間後になってしまう。あわててボクはソフトクリ
 ームを左手に持ちながら鳥取砂丘10時10分発のバスに乗り込む。車内でボクは唯一の
 乗客。砂丘会館前バス停を出発して先の交差点を左折して砂丘センターバス停に向かう。
 砂丘センターバス停では、さっき同じバスで鳥取駅前から砂丘に向かったチェックのシャツ
 を着たおじさん(50歳代)が待っていた。バスは順調に鳥取駅へと進んでいく。途中『日本
 海テレビ』の横を通過したころ、遠く後ろのほうから救急車のサイレンが聞こえてくる。『湯所
 バス停』付近で救急車がバスを追い越していく。そのまま救急車は進んでいって鳥取赤十
 字病院へと入っていく。駅前通りの駅近くに来ると、遠くに旗やのぼりを持った大勢の人た
 ちが見える。パトカーも傍に止まっていて交通整理をしている。『何の集まりかなぁ??』と
 一瞬思ったら、『そうか!きょうはメーデーか!』鳥取駅ロータリー前の交差点にバスが来る
 と、メーデー参加者一団の大行進が始まった。『
収入格差是正!』『憲法9条を守れ!』など
 のプラカードや労働組合の赤旗を持ち、その一団は県庁方向へと駅前通りを進んで行く。
 
 約20分ちょっとのバスの旅が終わり10時30分頃到着(360円)する。列車の時間にはま
 だ時間がある。ちょっと寝不足気味なので、シャミネ鳥取のお土産屋さんの奥にコクミンドラ
 ッグ鳥取駅店があったので、気付けにリポDスーパー(255円)をグイッと一本!!そのあ
 と、自由席特急券を買うためにみどりの窓口で列の最後尾に並んでいたが、フッと横を見
 ると特急券の自動券売機があったので『びゅうカード』で自由席特急券を購入する。それか
 らお昼が近いので、『アベ鳥取堂』さんの売店で駅弁の『お好みカニ寿し』(1250円)を買っ
 て、コインロッカーから大きな荷物を取り出して改札へと向かう。改札の駅員さんに途中下
 車したことを告げて切符を確認してもらう。4番のりばで列車の到着を待つ。ふと4番のりば
 ホームの倉吉方向を見ると、さっきのバスで同じだったチェックのシャツを着たおじさんがベ
 ンチに座っているのが見える。おじさんは指定席のようだ。しばらく階段の横でよっかかっ
 て待っていたが、フッと右手側を見ると列車の自由席に乗る人の長蛇の列となっている。
 『あら〜ぁ!いけねぇ!』急いでその列の最後尾に並ぶ。平日で、中途半端な時間だから、
 そんなに混まないだろうと予想していたが、その予想は音を立てて崩れ落ちた。『こんなに
 並んでいるんじゃ座れるかなぁ??座れなかったら駅弁どうしよう?仕方がない、デッキで
 食うかぁ?』11時21分発『特急スーパーまつかぜ3号』が到着して、前の人に続いてボクも
 乗り込む。奥のほうから席が埋まってきて、どうにか2号車(自由席)一番前の15番A・B席
 が空いていた。急いで荷物を網棚に載せて、駅弁と鳥取駅で買ったアクエリアスをテーブル
 に置く。隣のC・D席には35歳くらいのお母さんと5歳くらいの子供(女の子)が座っている。

 突然フッと『そうそう!思い出した!2000年の時は帰りは「特急おき5号」だったなぁ!空
 いていた自由席車両の真ん中のほうの席に座ったが、すでに入り口近くに座っていた、お
 年寄りの一団(10人くらい)は、まだ出発してないのにすでに酒盛りで盛り上がっていたな
 ぁ!倉吉駅を出たら、完全に出来上がってしまって民謡の大合唱が始まって賑やかだった
 なぁ!大山口(だいせんぐち)駅を過ぎると、進行方向左手側には、まだ雪を被った大山(だ
 いせん)が綺麗に見えたなぁ!ところが日本海は霞んでいて残念ながら隠岐は見えなかっ
 たなぁ!』と、席に座ると頭の中がグルグル回り始めて2000年当時の記憶が次々と甦っ
 て来ます。その盛り上がっていたお年寄りの団体さんは、同じく松江駅で降りました。当時
 の松江温泉(現 松江しんじ湖温泉)に行くんだそうです。『さて、松江温泉に行くには、駅
 前からタクシーにするか?バスにするか?』グループリーダーらしき背の高い(178センチ
 くらいでしょうか?)おじいさんが、降りる時にみんなに聞いてました。若い時はとてもモテた
 ような格好いいおじいさんでしたね。

 次の倉吉駅を過ぎると、遠くにまだ霞んでいるが、中国地方最高峰の大山の姿が見えてく
 る。まだ残雪が残っている。米子へ近づいてくると雄大な大山の姿がはっきりと見えてくる。
 例の行き帰りのバスで一緒だったチェックのシャツのおじさんは、米子駅で下車する。12時
 43分に松江駅3番のりばに到着する。コインロッカー(0440番)に大きな荷物預けて、シャ
 ミネ松江西館の中浦本舗さんで、お土産用の『どじょう掬いまんじゅう』20個入り1,575円
 を6枚を宅配便で送ってもらえるように手配を済ませて、駅前から松江市交通局の『ぐるっと
 松江レイクライン(現金払いの場合は、1回200円)』で『松江城大手前バス停』で下車す
 る。県庁入り口のところで、松江城を遠くから撮影して、『堀川遊覧船大手前のりば』方向へ
 と歩いていく。横を堀川遊覧船がゆったりと進んでいく。途中北惣門橋を撮影して、宇賀橋
 を渡って堀川沿いの武家屋敷通りを西へと進んでいく。ココは塩見繩手(しおみなわて)と呼
 ばれていまして、繩手とは細い路地の事をそう呼ぶそうです。武家屋敷・田部美術館
 小泉八雲旧居の前を通って、小泉八雲記念館(300円)に入る。小泉八雲記念館から出て
 きて、しばらく道路向こう側の掘川沿いのベンチで撮影と靴の中にまだ鳥取砂丘の砂が残
 っていたので靴を脱いで掃除する。その後、通りを西へと進んで、『堀川地ビール館』へと
 足を進める。それにしても暑い!真夏のような太陽が輝いている。しばらく堀川地ビール館
 でお土産品を見ながら、ソフトクリーム(300円)と生ビール(ピルスナー500円)で涼を求
 める。地ビール館横に小さな堀があってが飼われている。それを眺めながらソフトクリー
 ムを舐める。生ビールが飲みたくなったので、カウンターへ行って『生ビールのピルスナーく
 ださい』『あれッ?先ほど生じゃなかったですか?』『いや、さっきはソフトクリーム!』『あぁそ
 うでしたか』表に出てベンチで生ビールを飲んでいると、見る見る間にどんよりと空が曇って
 きて、冷たい風が吹き始める。どうやら寒気が流入してきたようだ。どんよりとした空を見上
 げて『これじゃあ、ムリだなぁ!』楽しみにしていた宍道湖に沈む夕日は、この空の状態で
 はちょっと無理なようである。撮影は明日にお預けになった。

 『小泉八雲記念館前バス停』まで戻ってきて、路線バスで松江駅まで(200円)戻ってくる。
 15時半ごろ松江東急インにチェックインする。しばらく部屋で休んで18時40分ごろ夕飯を
 済ませるために松江駅まで出て行く。シャミネ松江東館の『かつ専科 源吉』さんで、『ロー
 スおろしカツ定食1,355円』で夕飯を済ませる。あすの朝食用にリトルマーメード松江店で
 パンを購入後19時20分ごろホテルへと戻ってくる。19時半ごろから雨が降り出し、雷がゴ
 ロゴロ鳴って一時激しい降りとなる。昼間の気温がかなり高かった(最高気温26度)ので、
 寒気が流入してきて大気の状態が不安定なんでしょうね。入浴を済ませてベッドに寝転が
 ると、枕がテンピュールピローなので、頭を乗せると、スウッと吸い込まれるような感覚と宇
 宙空間に頭が浮かんでいるような感覚がありますね。

 ホテルで食べるために、『どじょう掬いまんじゅう(8個入り 630円)』も買って、部屋で開け
 てみたのですが、『あれッ??なんか2000年よりひとまわり小さくなったような??それか
 らなんだい?これ、ほっ被りの手拭は、紙製からビニール包装に印刷かよ!おいおい!な
 んかずいぶん変わっちゃったなぁ!』これも時代の流れなんでしょうかねぇ?なんかちょっと
 ガッカリ。2000年の時は、個別(1個ずつ)に薄いビニールで真空包装されていて、その上
 に紙で出来たほっ被りをしていたのですがね。
 
 2日(
 テンピュールの枕のおかげで、ぐっすりと寝込んでしまって7時ころ目覚める。カーテンを開
 けると、今日も空はどんよりと曇っている。8時40分ごろホテルを出て、一日乗車券(500
 円)を運転手さんから購入して、9時始発のレイクライン(駅前ロータリーを出たところで弱い
 雨が降り出す)で『松江城大手前バス停』で下車して、北惣門橋を渡って歩いて松江城へと
 向かう。松江神社松江郷土館(興雲閣)と撮影して、松江城へと石段をあがっていく。松
 江城窓口で(一日乗車券を提示したので)440円を支払って、靴を下駄箱に収めて靴下姿
 で中へと進んでいく。急な階段を上がって一番上(
何階かは不明)から下界を見下ろす。

 松江城()()() 県民会館方向 嫁島 堀川地ビール館 宍道湖(最上階より)

 城山稲荷神社へ向かい、小泉八雲が褒めていた狐の奉納像を見てから、堀川沿いを戻っ
 てきて、堀川遊覧船大手前のりばへと向かう。乗船料(1,200円)を支払い名前を告げて、
 臨時便が出るそうで、出船の準備が始まる。しばらくして名前が呼ばれたので乗船する。
 途中までは靴を履いて乗り込んで、先の赤色のカーペットでは土足厳禁ですので、靴を脱
 いで靴下姿となる。冷たい風が吹き荒れる中、堀川を50分ほど巡って行く。乗船したメンバ
 ーは3家族で、@ボク1名 A関西系の4人家族(母親・息子夫婦・孫) B関東系の50歳
 代のご夫婦の計7名です。出発前に『はい!では参ります。はい!』と、記念撮影がありま
 して、ゆっくりと堀川遊覧船大手前のりばを離れる。そのまま進んで、北惣門橋を越えて、
 左へと進路を変える。

 武家屋敷通り沿いを進んで、小泉八雲記念館前から左へとカーブして、右の水路へ入ると
 堀川地ビール館に行かれるのですが、コースが違うのでそのまままっすぐ松江城沿いを進
 んでいく。向こう側の岸にアオサギが魚を狙ってジッとしていた。みんなはじめは『あれは作
 り物か?』と思っていたが動いたので本物とわかる。『あれぇ?あッ!大きな鳥がいるやん
 !ほら、○○ちゃん(4歳くらいのお孫さん)見てみぃ!』『あの大きな鳥は、アオサギです。
 魚を狙ってますね』アオサギといえば、松江城のある1本の木に数多くのアオサギの巣があ
 りましたね。あのアオサギでしょうね。途中、島根県立図書館の横を通ると船頭さんが、『正
 面右手側、こちらは島根県立図書館です。でも今は誰も入ることは出来ません。この図書
 館でアスベストが使われていることがわかったので、いま除去作業の真っ最中です。よく見
 てください。ほらビニールで内部が覆われているでしょ!この除去作業は6月過ぎには終わ
 る予定だそうです』この堀川遊覧船は3箇所とても低いところを通らなければならないので、
 船の屋根が電動で上げ下げ出来るようになっています。特に一番の難所は、松江警察署
 横のトンネルです。高さも低いうえに幅も狭くて、船の幅を差し引いて、右舷・左舷とも残り7
 センチの余裕しか無いそうです。めいいっぱい屋根を倒して、ゆっくりゆっくりぶつからない
 ようにトンネルの中を進んでいきます。乗ってるお客さんは上半身を前に折り曲げるか、体
 を横に寝転がるしかないですね。ココはスリル満点ですよ。以前は堀川全体はもっと深かっ
 たらしいのですが、最近は一番深いところでも、1m50cmぐらいだそうです。

 トンネルを通過したら、先を左折してカラコロ工房の前をゆっくりゆっくり進んでいく。松江赤
 十字病院の角を左折して北へと上っていく。堀川遊覧船は一方通行なので、船が対向して
 くることはありません。が、堀川を整備(水草取りや草刈など護岸の整備)するための船と
 すれ違う。船には山のように草が積まれている。そのまま進んで行くと、江戸時代の石垣
 が約20mほど残っている。途中石垣が切ってあって階段がある。これは昔の船着場の名
 残だそうです。正面突き当りを左に折れて、宇賀橋を越えたら左に折れて『堀川遊覧船大
 手前のりば』へと進んでいく。北惣門橋を越えたあたりで船頭さんが、『お城の石垣を注意し
 て見てください。所々に石に何か図形のようなものが彫られていますよ「☆・・□・◇」
 などが彫られていますね。なぜ?石垣の石に図形を彫ったのか?と申しますと、「この石は
 オレが切り出したんだ!」や、「この石はオレが平らに加工したんだ!」と作業した人がわか
 るように、当時の石工さんたちが加工作業のときに目印となる図形を彫ったそうです。で
 は、まもなく大手前のりばに到着します』船の速度を落として『堀川遊覧船大手前のりば』へ
 と戻ってくる。記念写真は誰も買わなかった。ところで、アノ誰も買わなかった記念写真はど
 うなるんでしょうかねぇ?一眼レフのデジカメでしたから、ちゃんと消去してくれたんでしょう
 かねぇ?昨年の師走から年明け早々大雪の日が連日続いて、積雪は例年より多かったそ
 うです。

 『堀川遊覧船大手前のりば』から、掘り川沿いの道を進んで塩見繩手(しおみなわて)の武
 家屋敷通り沿いの、武家屋敷(240円)に入る。しばらく拝観して武家屋敷から出てくる。修
 学旅行生なのか?春の遠足なのか?やたらと制服姿の中学生が多い。堀川沿いのベンチ
 でしばらくバスが来るのを待つ。10分ほどで『ぐるっと松江レイクライン』がやってくる。バス
 に乗り込み『月照寺前バス停』で下車する。ここで降りたのはボクを含めて4名である。バス
 停から先にある小さな小屋で、拝観料(500円)を収めて月照寺を拝観する。由緒あるお寺
 で、もとは、洞雲寺(とううんじ)というお寺でしたが、初代松江藩主の松平直政公の亡くなっ
 たおっかさんの月照院のために改称復興させたそうです。初代から第九代までの藩主の
 墓地がありまして、特に度肝を抜かれたのが壽蔵碑(大亀)です。書院で抹茶をいただきな
 がらお庭を拝見できるサービスがあるそうだが、バスの時間が迫っているのでそんなにの
 んびりも出来ない。宝物殿を拝観して『月照寺前バス停』に戻ってくる。13時01分発の『ぐ
 るっと松江レイクライン』で、ルイス・C・ティファニー庭園美術館へと向かう。13時20分ごろ
 『ルイス・C・ティファニー庭園美術館バス停』で下車する。『ルイス・C・ティファニー庭園美術
 館』で美術品やテーブルセット・ガレのランプや宝石・ステンドグラスを鑑賞する。表へ出て
 きて、英国式庭園とチャペル宍道湖湖面に面している庭園を鑑賞して、『ルイス・C・ティフ
 ァニー庭園美術館』を後にする。エスカレーター完備の歩道橋で向こう側に渡って、しばらく
 『ぐるっと松江レイクライン』の到着を待つ。道路向こう側には『うなぎの大はか屋』と黄色い
 看板に書かれたうなぎ屋さんがあるが、入り口のところに『準備中』の立て札が見える。残
 念ながら、この時間では準備中のようである。『うなぎかぁ!いいねぇ!うなぎは、このごろ
 ご無沙汰だしなぁ!しかし、食べたかったなぁ!』松江には、宍道湖七珍(しんじこしっちん
 七つの珍味)と呼ばれる宍道湖特産の海産物があります。シラウオ・ワカサギ・しじみ・うな
 ぎ・モロゲエビ・スズキ・コイです。

 『ルイス・C・ティファニー庭園美術館バス停』14時40分発の『ぐるっと松江レイクライン』
 で、『松江しんじ湖温泉駅バス停』で下車する。宍道湖沿いの公園まで出てきて、宍道湖大
 橋や嫁島の撮影を済ませて、松江宍道湖温泉駅まで戻ってくる。見ると駅横には、松江し
 んじ湖温泉足湯があったので、早速足湯()()に浸かることにした。駅前は中学校の遠
 足と小学校低学年の遠足の生徒で大混雑している。『はいみんな静かに!はい、全員無事
 に帰ってきました。きょうは、遠足で体が疲れています。早めにお風呂に入って休んで、連
 休を楽しんで、月曜日からまた元気に登校してください。みんな、わかりましたか?』『はー
 い!(^O^)/』『お迎えの保護者のみなさん、全員無事に帰ってきました。急いでお子さんの
 傍に行ってあげて帰宅してください。あまり混雑すると周りの皆さんにご迷惑がかかります
 ので。ではココで解散します』小学校低学年の遠足が解散となる。足湯に入っていると、後
 から入ってきたボクの右横のお姉さん(25・6歳)と左横のお姉さん(30歳近く)は遠足の中
 学校の先生のようですね。仲のよい女子中学生と何か話している。公園から松江しんじ湖
 温泉駅へ戻ってくる時に、運悪くボクのスニーカーの右の靴紐が切れてしまったので、足湯
 に入りながら靴紐の修理をする。

 15分ほど足湯に浸かって足湯を出る。15時10分発の『ぐるっと松江レイクライン』で、『堀
 川地ビール館前バス停』で下車して、生ビールとソフトクリームでのどを潤して、お土産を購
 入して宅配便で送ってもらえるよう手配を済ませる。表でを見ながらソフトクリームを舐め
 ていると、一時的に弱い細かい雨が降り出す。きょうも宍道湖に沈む夕日は望めそうもな
 い。松江駅前に戻ってきて、今夜もシャミネ松江東館の『かつ専科 源吉』さんで、総菜用の
 特ひれカツ・チキンカツ・チーズ巻きカツ(すべてカット済み)を買う。『こんにちは』『あれッ?
 昨日もいらしたでしょ?』『ええそうです』『ありがとうございます』それから松江駅前左手側
 のローソン松江駅前店でおにぎりを買ってホテルへと戻ってくる。 

 3日(
 5時半に飛び起きて、何しろテンピュールの枕だからぐっすり安眠してしまって・・・(^^ゞ 髭
 剃りと着替えを済ませて、6時頃ホテルを出発する。松江駅6時15分発『特急スーパーおき
 1号』で出雲市に向かうが、改札を抜けてホームに上がったときにはすでに自由席に乗り込
 む人の長蛇の列で、毎度おなじみの3号車自由席、喫煙所横のデッキで向かうことになっ
 た。6時45分出雲市駅着、出雲市駅で降りたのは、数人程度でしたね。改札を抜けて表へ
 と出ると、『へぇ!いやぁ変わったなぁ!正面には2000年当時無かった、いま評判が悪い
 東横インがあって。それで、右手側を見るとあんなとこにホテル一畑が出来たのかぁ!すで
 に一畑百貨店は消えてるし』すっかり2000年当時と様子が変わってしまって、一畑電鉄の
 電鉄出雲市駅は高架の上になってしまっているし、昔は出雲市駅の横にある一畑百貨店
 の向こう側に一畑電鉄の電鉄出雲市駅があって、バス乗り場は一畑百貨店の横だったん
 ですがね。そういえば、2000年当時は電鉄出雲市駅高架化工事と、駅前ロータリーの工
 事が真っ最中でしたね。出雲市駅ロータリーの1番バスのりばで7時20分発の出雲大社経
 由日御碕(ひのみさき)行きの到着を待つ。快晴の空だが、吹く風が冷たい。右手奥側のバ
 スのりばは、広島行き高速バスのりばで、バスを利用する人々で結構混雑している。ベンチ
 で40分ほど待って出雲大社に向かう。乗客はボクを含めてわずか3人。途中でひとり乗車
 して、出雲市駅から乗車して朝刊を広げて読んでいたおじさんが、『荒木小学校前バス停』
 で下車する。8時過ぎに『出雲大社正門前バス停』で下車する。ここで降りたのはおばさん
 とボクの2人。前の道路を渡って、玉砂利の参道()()を進み、拝殿前に到着する。進行
 方向右手側には大きな大国主命(おおくにぬしのみこと)像がある。そのまま鳥居をくぐり大
 注連縄(おおしめなわ)の神楽殿に移動する。

 2000年に訪れたときと同じく奉納神楽の準備がされている。2000年の時は出雲大社教
 佐世支部の奉納神楽だったが、きょうは『出雲國大原神主神楽保存会』の皆さんによる神
 楽が9時から奉納される。奉納神楽は15時まで行われるそうです。たぶん12時から1時間
 ほど、お昼休みがあると思いますがね。奉納神楽にはまだ時間があるので、神楽殿と拝殿
 を参拝して本殿()()の周りをぐるっと一周してくる。戻ってきて、奉納神楽が始まるまで
 神楽観覧用のベンチに座って9時になるのを待つ。

 訪れた1998年か2000年当時(
どっちだったかは不明)は、発掘作業の真っ最中で、発
 掘作業中に巨大な柱が発見されて、大昔の出雲大社は超高層な建物だったことがわかっ
 た。発掘現場の周りはシートで囲まれて全容が見えませんが、たしかサービスで小さな覗
 き窓が所々にあったような記憶があるんですよね。ボクも覗いた記憶があります。

 9時になって『出雲國大原神主神楽保存会』の奉納神楽が始まる。最初に舞殿と観客を清
 める。そのものズバリ!『清目(きよめ)kiyome_06.05.03.ram 1m15sec(音声です).』から始
 まって、続いて4人で舞う『手草(たくさ)』その後に8人で舞う『八ッ花(やつはな)』の神楽が
 奉納される。10時55発の日御碕(ひのみさき)行きバスに乗らなければならないので、10
 時40分ごろ観覧用のベンチを離れる。次の『山神祭(さんじんさい)』の神楽は見ることがで
 きなかった。神楽殿の横を通って『出雲大社バスのりば()()()』まで歩いていく。はじ
 めの予定では、9時55分発の日御碕行きバスで、日御碕へ移動する予定でしたが、8人も
 の多人数で舞うめずらしい奉納神楽(八ッ花)が見たかったので、バスの時間を1時間ずら
 しました。出雲大社バスのりばの切符売り場で『日御碕一枚ください』『はい!490円です』
 今ではめずらしい硬券だった。『あのぅ、ついでにお伺いしますが、日御碕から出雲市駅ま
 でいくらですか?』『え〜っと、840円です』『ありがとうございました』まだバスの時間までに
 は10分ほどある。灰皿が用意されているので、タバコを一服(^。^)y-.。o○させてもらう。ボ
 クの横のベンチには80歳過ぎのおばあさんがタバコをふかしている。5分後日御碕発出雲
 市駅経由上塩冶車庫行きのバスがやってきた。そのタバコのおばあさんも出雲市駅経由
 上塩冶車庫行きのバスに乗り込んでいく。あんなにバス待ちの人が居たのに、出雲市駅経
 由上塩冶車庫行きのバスが出発していくと、バスのりばで次の日御碕行きのバスを待って
 いるのは、ボクともうひとり20歳くらいの青年の二人だけとなった。

 出雲國大原神主神楽保存会 
 只今準備中()()()() 清目()()() 挨拶 手草()()()()(
 八ッ花 ()()()()()() kiyome.rv 1m15sec (動画ですReal形式 2.110MB)
 
※八ッ花の神楽を舞っている8人衆の中に、『昭和のいる・こいる』のご両人に似た方が2
 人舞っていたんですよ!『あッ!似てるなぁ!二人並べば、「のいる・こいる」だ!』と正直思
 いましたね。えッ?漫才の『昭和のいる・こいる』を知らない?『あぁ〜、よかったよかったよ
 かった』の漫才なんですが。一時期ちょっと『のいる・こいる』ブームになりかかったんですけ
 どね。えッ?髪の毛を『フ〜!』なら知ってる?それは関西漫才の『海原はるか・かなた』だ
 よ!


 
そうそう!重要なことを忘れておりました。出雲大社大鳥居近くにある旅館の『竹野屋』さ
 ん。何を隠そう歌手の『
竹内まりや』さんのご実家です。お兄さんが跡を継いで旅館経営さ
 れているそうです。


 時刻表より約2分遅れで日御碕行きのバスがやってくる。すでに乗車率60%となっている。
 めずらしいことに、『出雲大社バスのりば』で下車した人はいなかった。ひとつ前の『出雲大
 社正門前バス停』で降りてしまったのだろう。うしろの5・6人の60歳代のグループは、ふる
 さとに帰る人たちみたいで、『あそこに民宿があったはずだ』とか『ここの民宿の人を私はよ
 く知っている』などガヤガヤ話している。この辺の民宿は観光より釣り人相手の民宿みたい
 ですね。下のほうに見えた民宿は船を持っていて、庭先の桟橋から釣り船に大きなクーラー
 ボックスと釣竿を持った人が6人ほど船に乗ろうとしているのが見えた。約20分ほどで、日
 御碕(ひのみさき 490円)に到着する。

 『日御碕バスのりば』から、朱塗りの楼門が美しい日御碕神社を参拝したのち、日御碕神
 社から横の道を海岸方向へ歩いていく。正面にはグラスボート受付兼乗り場案内の小屋が
 見える。右手奥にはウミネコ生息地で国の天然記念物となっている径島(ふみしま)が見え
 る。その小屋の横の上り坂となった細い道をあがっていく。左手横にはダイビングクラブ?
 があって、ひと潜りした人がウエットスーツからTシャツに着替えて片付けをしている。その
 店の横の坂道を登っていく。ボクの30mくらい先に熱々のカップルが歩いておりまして、ベ
 タベタくっ付いて人が居ないことをいいことに時々キスしてやんのッ!・・・・・・・・、羨ましい。
 (
羨ましいのかいッ! 影の声) 『誰も見てないと思っただろうが、オレはちゃんと見ていた
 ぞ!後姿の写真も撮ったしな』しつこいようにベタベタしてるのが端から見ているとなんだか
 見苦しくなってきて、途中で左手の『鳥見台』へ続く散策路へと、灯台へ向かう道から逸れて
 小道を進んでいく。『鳥見台』で径島(ふみしま)を撮影して、灯台方向へ続く小道を歩いて
 いく。ココの海岸は柱状節理で有名で、そこいらじゅうの岩場が柱状節理状()()()(
 になっている。

 海沿いの断崖を歩いて日御碕灯台へと向かう。灯台見学者入り口のおばさんに、見学料
 (150円)を支払って、靴を脱いで下駄箱に靴を仕舞って靴下姿で急な螺旋階段を上がって
 いく。ゆっくりゆっくり登って、上から下りの人が来ると、しばらく平らな踊場で止まって下りの
 人を先に通してあげる。灯台内では下りの方が優先なんです。柱に貼ってありました。階層
 でいうと6階のフロアに到着する。

 レンズは重さが3トン以上もあり、ベアリング式だと自重が重すぎて抵抗が強くてベアリング
 がすぐに減ってしまうので、水銀が約320kg(23.5リットル=0℃)が入った水銀層に浮か
 んでいるそうです。これだと抵抗が非常に少なくて小さな力で大きくて重たいレンズを動か
 すことが出来るんだそうです。灯台の表に出て一周してみましたが、グッと踏ん張ってない
 と飛ばされるんじゃないか?と思えるような強風が吹いていて、掛けているメガネが飛ばさ
 れそうになって、あわてて胸ポケットにしまう。あまりの強風で体が冷えてきそうなので、中
 に戻る。急な階段をゆっくりゆっくり足元をしっかり踏ん張っていかないと、新しいのを下ろし
 たばっかりの靴下なので、滑り落ちそうになる。靴下より裸足のほうが滑らなくていいかもし
 れませんね。女性の方のパンティストッキングでは階段の下りでは滑り落ちてしまう危険が
 ありますね。

 日御碕神社()()()() 日御碕灯台 ()()()()()()()(

 バスの発車時間が近いので、あわてて戻ってくる。これを逃すと1時間後となってしまう。
 バスの乗降口が開いていたので、早速乗り込む。ボクが唯一の乗客だった。運転手さんは
 後ろの公衆トイレの横のベンチで休んでいる。続いてさっきのバスで同じだった、箱を白っ
 ぽい風呂敷で包んで手に提げている紺色のスーツ姿の30歳代の男性。この方、日御碕神
 社ではお祈りの仕方が神道でないと出来ないようなやり方でしたから、神主さんか神社関
 係の方じゃないでしょうかねぇ?続いて高校1年生くらいの女の子が乗り込んでくる。その
 あと50歳代のご夫婦が乗り込んで、時間が来たので出発となる。日御碕12時39分発、出
 雲市駅経由上塩冶車庫行きのバスで順調に海岸線を進み、海岸の岩場では磯釣りの人た
 ちが多く見える。あれは、『海岸バス停』から『出雲大社バスのりば』に行く途中の道路でし
 たね。2台のマウンテンバイクに乗ったカップルが男は外国人で女は日本人(またはアジア
 系)で、その男のほうが、後ろからバスが来てるのに、バスの前を右側の歩道から連れの
 女が居る左側の歩道へ飛び出してくる。バスは速度を落としてバスの5メートル前を自転車
 が通過する。『まったくあぶねぇヤロウだなぁ!何も安全確認(後方確認)してねえもんなぁ
 !』運転手さんもその男をチラッと横目で睨んだ。『出雲大社バスのりば』に来ると、バスを
 待っていた人たちで約半分ほど席が埋まる。次の『出雲大社正門前バス停』に来ると、出
 雲大社方向への道路が激しい渋滞で、島根ナンバーより他県ナンバーの車のほうが多い
 状態。特に多かったのは岡山ナンバーや山口ナンバーで、ボクが見たところ一番遠いのが
 大宮(埼玉県)ナンバーでした。旧国鉄大社駅の横を通って、出雲市駅へと進んでいく。高
 校1年生くらいの女の子は大社高校前バス停で下車する。

 2000年当時は、『出雲大社バスのりば』から、国道431号線を平田市方向(東方向)へ進
 んで、島根ワイナリーの交差点を右折して、島根ワイナリー横の『わいん通り』を出雲市駅
 方向に進んでいく(なんとか回り出雲市駅行き)のバスもあったんですがねぇ。2000年の
 時は、それで出雲市駅まで帰ってきたのですが、もうすでに路線廃止になってしまったので
 しょうか?この、なんとか回りなら、島根ワイナリーに立ち寄ることも出来たのですがねぇ。
 それから、島根ワイナリーを過ぎた辺りから、遠くに『出雲もくもくドーム』の白い屋根が見え
 るのですがね。確か、1時間に1本程度でしたね。今でもあるんでしょうかねぇ?

 13時24分ごろ出雲市駅(840円)に戻ってくる。お昼を過ぎてもまだまだ快晴の空で、きょ
 うこそ宍道湖に沈む夕日が見られそうです。3・4番のりばのホームで待っている時に、ホー
 ムにあるダイドーの自動販売機でアイスココアを買おうとお金を入れたら、『まいど!』『なん
 だぁ??』アイスココアのボタンを押すとガタガタンと出てくる。取り出そうと手を入れたら、
 『おおきに!』『なんだコイツ、関西弁しゃべるぞ!』出雲市駅13時53分発『特急スーパー
 まつかぜ10号』で、14時19分松江駅へと戻ってくる。松江駅前ロータリーのバス7番のり
 ばで、関係者のお姉さんから『ぐるっと松江レイクライン』の一日乗車券(500円)を買って
 14時40分発のバスに乗り込む。『京橋バス停』で下車して、カラコロ広場カラコロ工房
 撮影して、中へと入っていく。このカラコロ工房の前身は日本銀行松江支店です。地下一階
 の大金庫室へと階段を下りていく。大金庫室は第1室・第2室がありまして、ギャラリースペ
 ースとして開放されています。第1室にいた男の方に『こんにちは、金庫の扉は撮影しても
 かまわないんでしょうか?それとも内部は撮影禁止ですか?』と伺うと、『いや、ボクもよく知
 りませんが、撮影しても大丈夫だと思いますよ』大金庫室の扉を撮影して1階の広場へと戻
 ってくる。しばらくベンチで休息して、うどん屋さんで食べようかと思いましたが、あいにく満
 席で諦めて、通路を進んで行く。巨大な松江ガスのガスメーターの横を通って広場に戻り、
 そこから『カラコロ工房前バス停』に戻ってくる。すると実にタイミングよく『ぐるっと松江レイ
 クライン』がやってくる。

 堀川遊覧船とカラコロ工房

 
『ぐるっと松江レイクライン サウンドコーナー』
 1、くにびき大橋からくにびき駐車場バス停まで  2、京橋バス停付近

 バスに乗り込んで松江駅まで戻ってくる。駅前の『ちどり』さんで、『かしわうどん520円』を
 いただく。『こんにちは。かしわうどんください』『食券がありますから食券を買ってください』
 食券自動販売機で食券を買って、カウンターの上に置く。10分ほどで出来上がって目の前
 にやってくる。『へぇ!松江のうどんて、こういうものなのかぁ!』汁は透明に近い薄白濁色
 で、まったく醤油の色は付いていない。関東や関西で食べるうどんとはまったく違う、松江
 独特のうどんなんでしょうね。ホンの隠し味程度に醤油が数滴入っているような感じで、見
 た目で判断すると『味が相当薄いんじゃないかぁ?』と思ったが、ところがところが口に入れ
 てみるといりこのダシが効いていて『こりゃうまい!へぇ〜この土地は醤油の風味でうどん
 を食べさせないで、ダシの風味でうどんを食べさすのかぁ!土地が変わると品変わるだね
 ぇ』う〜ん、思わず感動!『ごちそうさまでした』と、ちどりさんを後にして、ローソン松江駅前
 店でおにぎりと、うなぎが食べたかったので、うなぎロールを買ってホテルへと戻ってくる。フ
 ロントでベテランの方に『あのぅ、すみませんが、きょうの日没は何時ですか?』『日没です
 か?その横にあるテレビ欄のコピーをお取りください。そこに書いてありますよ』フロントの
 カウンターにあったテレビ欄のコピーを一枚いただいて、見てみるときょうの日没は、18時
 55分と書いてある。ちょっと部屋で休憩して三脚を持ってホテルを17時頃出発する。

 松江駅前17時20分発の『ぐるっと松江レイクライン』で『夕日公園バス停』で下車する。片
 側二車線で中央分離帯がある国道9号線を100m先にある信号で宍道湖側に渡って、夕
 日公園へと戻っていく。現場には18時10分ごろ到着する。すでに夕日鑑賞の人たちと、三
 脚にカメラを据え付けて、宍道湖に沈む夕日の撮影をする人たちでごった返している。ボク
 は来るのが遅かったから、嫁島(よめがしま)と夕日が重なる一等地には入れなかった。カ
 メラの列のいちばん南側で三脚を固定する。ボクの右隣は自転車で来て、結構高そうな
 Canonの一眼レフカメラを持った地元のおじさんでした。ボクが到着して10分もしないうちに
 夕日鑑賞の人たちがどっとやってくる。ボクの左手側もどんどん埋まっていく。日が傾いて
 きたが、周りに雲があって肝心な夕日が雲に隠れてしまった。すると、隣の自転車のおじさ
 んは『ダメだきょうは』と言ってさっさと自転車に乗って帰ってしまった。おじさんのところが空
 いたので、1mほど北側に移動する。確かに雲に隠れてしまったが、5分後また再び夕日
 が顔を覗かせてくれた。一斉にシャッターを切る音が鳴り響き、みんな撮影に集中する。そ
 の頃、国道9号線の松江市街へ向かう車線の宍道湖側車線では、夕日を見るために時速
 20キロくらいでノロノロ走る県外ナンバー(岡山)の車があって、後ろから来てる地元のトラ
 ックにクラクションを鳴らされて、あわててスピードを上げて走り去ったり、ハザードを出して
 無理やり宍道湖側車線に停車してしまう輩が現れる。玉造温泉方向へ向かう車線でもトラ
 ックや乗用車がハザードを出して停車している。命知らずのおっさんが車から出て中央分
 離帯を乗り越えてこちら側の歩道までやってくる。こんな状態ではいずれ事故が起きても不
 思議ではない状況でしたね。19時頃まで撮影を続けていて、周りを見るとボクと隣のお兄
 さんの二人だけとなっている。『あら〜!誰も居ないやぁ!んじゃ帰ろう』三脚をたたんで、
 県立美術館方向に歩いていく。県立美術館を過ぎてNHK松江放送局の横の道を松江駅ま
 で歩いていく。ホテルへ帰ったのは19時25分頃でした。

 宍道湖に沈む夕日
 ( 18時25分28秒) ( 18時31分24秒) ( 18時34分54秒) 
 ( 18時44分58秒) ( 18時46分02秒) 
※シルエットは嫁島(よめがしま)

 4日(
 地図ソフトを見ていて、『あれッ?確か倉敷は岡山の近くだったよなぁ?スケジュール組み
 直して次いでだから行ってみるか?となると岡山で一泊する5月4日しかないなぁ!』と、4
 月19日に突然ひらめきまして、なんとかスケジュール調整が上手くいって倉敷にも行かれ
 るようになった。正味3時間ほどの滞在時間ですがね。
 
 前日の夜、大きな荷物は宅配便で自宅へ送っていただけるように手続きを済ませて、早朝
 の6時20分ごろ松江東急インをチェックアウトする。前の大きな道路を渡って、松江駅へと
 入っていく。まだ改札が開いてなかったので、しばらく待たされる。『お待たせいたしました。
 6時54分発、岡山行き特急やくも6号の改札を開始します』途中下車したことを改札の駅員
 さんに確認してもらって2番のりばへと階段を上がっていく。松江6時54分発『特急やくも6
 号』の自由席5号車10番A席に乗り込む。車内はまだ時間が早いので、1割程度の乗車率
 で空いてました。きょうは連休中なので、臨時に3両増結されまして、やくも6号は9両編成
 となっている。山陰本線を鳥取方面へと進んで、7時24分伯耆大山(ほうきだいせん)駅到
 着。最近は、昔は通過していた伯耆大山にも、やくもが止まるようになったんですねぇ!伯
 耆大山駅を出ると大山の勇姿がよく見える。列車は右へとカーブして山陰本線と分かれて
 伯備(はくび)線へと入っていく。

 倉敷駅9時16分5番のりば着。改札の駅員さんに『途中下車です』と告げて倉敷の印を押
 してもらう。倉敷チボリ公園側にあるコインロッカー(2227番 300円)に荷物を預けて、駅
 前のデッキを進んで、右手側にある倉敷市観光案内所で絵地図をいただいてから信号で、
 中国銀行倉敷駅前支店側に駅前通を渡る。その先のアーケードの商店街の中を歩いてい
 く。『美観地区→』と表示があったので、商店街の途中を右に曲がって進んでいく。すると正
 面にローマ様式の外観の中国銀行倉敷本町出張所が現れる。そのまま進んで行くと正面
 に大原美術館本館が見えてくる。大原美術館で印象派のモネの『睡蓮』やエル・グレコの
 『受胎告知』の絵画を間近で鑑賞したかったので、この際だから次いでに倉敷美観地区を
 訪ねてみるかぁ!ということで、正直いうとまだ一度も倉敷は訪れたことがなかったんです
 よね。考えてみれば、倉敷は岡山から近いですからね!電車で15分くらいで行かれますか
 ら。『どうせ岡山へ出る通り道だから、次いでに寄って行こう!』となった次第ではあります。

 大原美術館で1,000円を納めて本館分館で美術鑑賞をする。しかしねぇ、アレだけはち
 ょっといただけませんねぇ。本館だったか?分館だったか?わかりませんが、どこかのお金
 持ちなんでしょうかねぇ?すごく品の良いおばあさんでさえ『うわ〜気持ち悪〜い!』と声を
 上げていましたねぇ。ボクも同感です!あのおばあさんに一票!!作者名はちょっと忘れ
 ましたが、作品名は『アイちゃん盆栽』これは、気持ち悪かったぁ!花の部分がアイちゃん
 の顔になっていて幹が体で、ひょろ長い手があったりでねぇ・・・。作者に対しては、たいへん
 失礼かもしれませんが、なんとも気持ち悪い作品でした。本館の上のほうの壁に約10mく
 らいですかねぇ?天国と地獄の画がありまして、画に向かって右端が天国で、それからずっ
 と人々が描かれていて、左手側端に来ると地獄の画となっている。これはすごい画でした
 ねぇ。

 大原美術館分館前から本館前へと戻ってくると、もうすでにチケットを求める人で長蛇の列
 となっている。『いやぁ!早めに入館できてよかったぁ!』ボクがチケットを求めた時は、まだ
 誰も並んでいませんでしたから。スムーズに買えました。チケットを求める人で大混雑の大
 原美術館を後にして、一旦向こう側にファミリーマート倉敷美観地区前店がある交差点まで
 進むと、美観地区入り口で『右折できません』と警備員の方がカードを掲げている。傍のお
 店には電動招き猫なるものがずらっと並んで展示してある。

 倉敷美観地区 ()()()()()()()()()(10)(11)(12

 ボクは入り口からUターンしてまた堀沿いの道を歩いていく。途中を左折して細い路地を進
 むと、正面に倉敷アイビースクエアが現れる。倉敷アイビースクエア内を歩いて『児島虎次
 郎記念館』や『オルゴールミュージアム』などがあるが、別途各施設入場料が必要となるの
 で、そのまま素通りとなる。小遣いが底をつき始めて、松江の『ごうぎん』のATMで1万円下
 ろそうとしましたが、『このカードはお取り扱いできません』と表示が出てお金が下ろせなか
 った。『たぶん第二地銀だから、はまぎん(横浜銀行)のキャッシュカードでは下ろせないん
 だな』と勝手に納得して、『岡山か倉敷の地元の地銀で下ろせばいいや』と、倉敷駅前の中
 国銀行倉敷駅前支店のATMでも、提携システムセンターが連休中は休止中なので、お金
 は下ろせなかった。まったくうっかりしておりました。こういうこともあろうと緊急事態用に1万
 円余分に別のところに用意していたので、それを拝借してなんとか1万1千円で2日間過ご
 せそうです。結構精神的には厳しいですね。あッ!そうだ!小田原駅からの帰りのタクシー
 代2千円をいまのうちに確保したので、残り9千円数百円ですね。

 ゲートを潜って蔦が絡まったアイビー学館の横を通り、正面のアイビーショップから広場
 通り抜けて、広場横に小さな池?の中には(縁日で売っているミドリガメが成長したもの)
 がゾロゾロ居る。小さな池の横を通って、倉敷アイビースクエア内のホテルの横から正門
 抜けて向こう側の道路へと出てくる。道に出たら右手側に進んで先の交差点を右折して、
 進行方向右手側が倉敷アイビースクエアの壁沿いとなっている、県道22号線を堀方向へ
 と歩いていく。相変わらず道路は上下線とも渋滞している。連なっている車を見ると、地元
 の岡山ナンバーより他県ナンバーのほうが多い状態で、途中の道路向こう側の屋根の上
 には、Victorの犬がずらりと並んでいる『倉敷アンティークモール・倉敷貯金箱博物館』が現
 れる。そのまま県道22号線を進んで堀に掛かる橋まで戻ってくる。

 ひとつねぇ!気になることがあったんですがね、堀沿いでアクセサリーを売っている人が居
 ましたが、まあこれはわかりますが、スターの似顔絵(鉛筆画)を路上に布を敷いて売って
 る男等が居たんですよ。勿論ヨン様もありましたよ!この画って違法じゃないの?『これね
 ぇ肖像権の侵害で摘発されないのかなぁ?』と思ったんですがね。どうなんでしょ?内情は
 誰でもわかるから、まったく観光客は相手にはしてませんでしたがね。遠巻きに見ている人
 は居ましたが、いくらだか知らないけど買うヤツは居るのかなぁ?『
そんなヤツはおらんや
 ろう!そんなヤツはチッチキチーやでぇ!
』ねぇ?そうだよね!こんな業者から買ったら違
 法業者へのほう助になるからね。倉敷行って、おみやげがスターの似顔絵じゃあねぇ!こ
 んな無価値なものを買ってもねぇ。

 堀の向こう側(駅側)の道を堀沿いに進んで、ファミリーマート倉敷美観地区前店がある交
 差点から、駅前通を倉敷駅へと歩いていく。沿道の駐車場に入る車が駐車スペースが空く
 のを待つために路上でハザードを出して停車している。こういうときの車は不便なんですよ
 ねぇ!途中の大きなショッピングモールの駐車場やホテルの駐車場に置いたまま電車や
 バスで来るとか。または、倉敷市も考えて、ちょっと離れたところ(例えば高梁川の河川敷な
 ど)に観光客用の大駐車場を用意して、無料の倉敷駅行きのシャトルバスを次々に出せば
 あの駐車場不足は解消できると思いますがねぇ。美観地区は大事な観光資源なんですか
 ら、それくらいの手を打ってもいいと思いますがね。

 倉敷駅に戻ってきて、コインロッカーから荷物を取り出して、改札で途中下車したことを確認
 してもらって、3番のりばから12時02分発快速サンライナーで12時17分岡山駅8番のり
 ばに到着する。東跨線橋で東口改札に出てくる。改札の駅員さんに切符を見せて『途中下
 車です』と告げて岡山(途中下車)の印を押してもらう。東口改札横のコインロッカーに荷物
 を預けようと行ったが、残念なことにコインロッカーはすべて埋まっていた。東口改札の女
 性の駅員さんに『全部埋まっていて、他にコインロッカーはありませんか?』と伺うと、『(改
 札)内側にもコインロッカーがありますよ!』『えッ?中に入ってかまわないんですか?』『か
 まわないですよ』改札を抜けて階段近くのコインロッカーに行ってみたが、ココも同様にすべ
 て埋まっていた。『全部埋まってました』『じゃあ、観光案内所の近くに少ないですが、コイン
 ロッカーがありますよ!』『そうですか、では行ってみます。お世話様でした』コンコースを歩
 いて観光案内所の横にあるコインロッカーに行ってみたがココもすべて埋まっていた。観光
 案内所のお姉さんに『改札横とココのコインロッカー以外で、あと他にありませんか?』と伺
 うと『一時荷物預かり所があります。ちょっと離れていますが、(お姉さんから観光地図を渡
 されて)そこを出て、このホテルグランビア岡山の横をJRの高架線沿いに進んでください。
 高架下に「レンタサイクル受付」と書いてあるところが一時荷物預かり所です』『あッ!ある
 んですか!そうですか、ありがとうございました』岡山駅を出て仮設トイレの横を通り、ホテ
 ルグランビア岡山の横を通って進んでいくと、JR高架下に『レンタサイクル』と、それからそ
 の下に小さく『一時荷物預かり』と書かれている。名前は立派な一時荷物預かり所ですが、
 例えば京都駅や去年の愛知万博のように、預かった荷物を入れる綺麗な棚が並んである
 わけではありませんよ。レンタサイクルが貸し出しで無くなった空間のコンクリートの床に、
 大きなブルーシートが敷かれていて、そこに預かった荷物を置いておくんでしょうね。チラッ
 と奥を見たら、ブルーシートが見えたんですよ。『私は見た!コンクリートの床にブルーシー
 トが敷かれていたのを・・・・・』まぁでも、預かっていただけるだけでもありがたいですがね。

 二人おじさんがいて、『こんにちは、荷物を預かっていただきたいのですが・・・、駅のコイン
 ロッカーが全部埋まってまして』『そういやぁ、きょうはもう朝からコインロッカーは埋まってい
 たなぁ!はい!じゃお預かり票にお名前を書いてください。荷物はこれですかぁ?』『そうで
 す』『ひとつですね。料金は500円です』お預かり票に名前を記入して500円を支払う。『こ
 れが控えですから受け取りのときに差し出してください』『じゃお願いします。ところで何時ま
 でですか?』『受け取りは午後9時までです。受け取りはそんなに遅くならないでしょ?夕方
 ?』『夕方ですね。これから四国へ渡ってきますから。あッ!それから朝は何時からですか
 ?』『朝は7時からです』荷物を預けて、またいま来た道を戻って、東口改札から入る。東口
 改札近くのコインロッカー前には、大きな荷物を持った20歳代の女性が数人(グループな
 んでしょうね?)や、出張と見られるスーツ姿のおじさんが大型のコインロッカー(500円)
 が空くのを待っているのか?ロッカー前で佇(たたず)んでいる。

 東跨線橋を進んで14番のりばの12時44分発『快速マリンライナー31号』を待つ。5分ほ
 どして高松からのマリンライナーが到着する。折り返し高松行き『マリンライナー31号』とな
 る。先頭車両は二階建てのグリーン車で指定席となっている。その他は自由席で、乗車券
 のみで乗車できます。最後尾の車両の最後尾のドアから乗り込む。座席が埋まっていたの
 で、ドア横の折りたたみの席に座る。(関西の方ならおわかりかもしれませんが、新快速と
 同じ状態の折りたたみ式の座席です)この席だと運転席(最後尾)からの風景が見られる。
 出発して茶屋町(ちゃやまち)までは宇野線で、その先から宇野線と分かれて瀬戸大橋線
 へと入っていく。児島(こじま)駅までやってくると、進行方向左手側に児島競艇場の建物が
 見える。短いトンネル(鉄道用と道路用のふたつのトンネルが上下に重なっている、世界で
 唯一のトンネルです)に入って、トンネルを出ると、下津井瀬戸大橋の上となる。櫃石島橋、
 黒岩島橋、与島橋、北備讃瀬戸大橋、南備讃瀬戸大橋、と渡って四国へと入る。

 快速マリンライナー31号最後尾からの風景 ()()()()()(

 下津井瀬戸大橋 Real形式動画 2.102MB 75sec. 
 
※ご注意! 
 進行方向と逆向きに座ると乗り物酔いを起こされる方は、ご覧にならないでください。


 坂出駅に13時23分到着する。この時間ではバスが無いので、駅前ロータリーで待ってい
 た『松山タクシーの大林さん』の車に乗り込んで、『こんにちは。あのう東山魁夷美術館まで
 なんですが』『はい、瀬戸大橋記念公園やな』『美術館て、公園の中にあるんですか?』『い
 や、公園の手前やなぁ』駅前通を北に向かって走り『両景橋東詰交差点』を左折して両景橋
 を渡り、そのまま西へ進んで瀬戸中央自動車道坂出北入り口の横を通って、『御供所町交
 差点(でいいのかな?)』を右折。番の州公園の横とLNGタンカー2隻建造中の川崎重工坂
 出事業所と三菱化学坂出事業所の横を通って、瀬戸大橋記念公園横の香川県立東山魁
 夷せとうち美術館に到着する。『はい!1,840円です』『じゃ2千円で、すみません。領収書
 ください』『はい』『あれ?どこから入ればいいんですか?』『そこの開いているとこから入れ
 ますよ』『はい!お世話様でした』正面には香川県立東山魁夷せとうち美術館、右手側駐
 車場の向こうには瀬戸大橋タワーと瀬戸大橋記念館が見える。通路をそのまま進んで、受
 付にて入館料800円支払って入館する。ところが、展示室への入室待ちの長蛇の列となっ
 ていて、その最後尾に並ぶ。しばらく待たされてゆっくりゆっくり展示室へと入っていく。ボク
 の前は老人会の団体旅行のみなさんで、結構ベチャベチャ喋って騒がしかったですねぇ。
 ちょうど『川端康成展』が開かれていて、展示室に入室すると、いきなり最初にノーベル文
 学賞受賞のメダルと賞状が展示してある。『へぇ〜!これが、ノーベル賞のメダルと賞状か
 ぁ!』入室待ちの長蛇の列の理由がわかる。皆さんメダルの前からなかなか動かないの
 で、結局長蛇の列になってしまう。ボクは生まれて初めて見た!ノーベル賞のメダルと賞状
 を。

 それから川端康成先生の書斎が忠実に再現されていて、直筆の原稿も展示されている。
 『うわぁ!達筆だなぁ!』と驚くような字ではなかったですね。でも、確かに誰にでも読みや
 すい字であったことは事実です。掛け軸や愛用の北大路魯山人作の焼き物や楽(黒楽)茶
 碗や茶道具の棗(なつめ)なども展示されていた。ひと回り展示物を順路に沿って鑑賞し
 て、香川県立東山魁夷せとうち美術館をあとにする。戻ってくると正面左側は4面あるサッ
 カー場がありまして、アマチュア?の試合が行われている。入り口から出てきて左手側に折
 れる。公園周回道路の歩道を歩いて駐車場の先を橋側へと歩いていく。快晴の空で日差し
 が強い。駐車場の横を通って瀬戸大橋記念公園へ入っていく。左手側が瀬戸大橋タワー
 で、右手奥に瀬戸大橋記念館が見える。その瀬戸大橋記念館の上には無料の展望塔
 あって、誰でも自由に瀬戸大橋の姿を鑑賞することが出来る。階段を駆け上がって最上階
 に上り瀬戸大橋(南備讃・北備讃瀬戸大橋)の姿を撮影する。

 じつは、瀬戸大橋を見るのは初めてではありません。開通した年の88年の5月と、93年の
 10月にも訪れています。88年は、岡山から快速マリンライナーで高松まで出まして、高松
 で一泊。翌日『四国フェリー』だったかなぁ?高松県営桟橋から瀬戸大橋観光クルージング
 で瀬戸大橋(北備讃・南備讃)の真下を潜りまして、向こう側で数分間停泊してガイドさんに
 よる説明を聞いた後、また瀬戸大橋を潜って高松県営桟橋に戻ってくるという行程でした。
 所要時間は1時間半ぐらいだったのでは?今でもあるんでしょうかねぇ?このクルージング
 は。瀬戸大橋観光のあとに栗林公園へ行きまして、戻ってきて高松から岡山に出まして新
 幹線で家路に着いたというコースでしたね。仕事の関係上1泊しか出来なかったんですね。
 金毘羅さんにも行きたかったのですがね。

 ここは、88年瀬戸大橋開通当時に開かれた瀬戸大橋博の跡地が瀬戸大橋記念公園とし
 て整備されて現在に至っております。展望塔から地上に降りて、のどが渇いてきたので、
 瀬戸大橋記念公園入り口まで戻って自動販売機でアクエリアスを購入する。ちょうど日陰に
 なっていたベンチが空いていたので、しばらく休憩する。ハタと気が付き『いけねぇ!帰りの
 バスの時刻表見ておかないと・・・』東山魁夷せとうち美術館前バス停に着いて時刻表を見
 ると、次のバスは15時15分発と書かれている。これを逃すと次は18時25分までバスが
 無い。ただいまの時間は14時32分。じつは、以前はコトサンバスが路線営業していて1時
 間に1本程度の運行がありました。ところが利用客が少なかったのか?走らせても利益が
 上がらなかったのか?理由はわかりませんが、今年の3月末日で撤退してしまいまして、そ
 の代わりに坂出市営バス(瀬居線)が本数を減らして運行するようになりました。

 『次のバスは45分後かぁ!どうするかなぁ?綱渡り状態じゃ怖いからなぁ!ココで待つか』
 また公園内に戻っていって、瀬戸大橋記念館に入ってみたかったのですが、時間が時間で
 すから、もしバスに間に合わなかったら18時のバスまで坂出駅に帰れなくなってしまう。バ
 スの本数が1時間に2本程度ならバスを一本逃してしまっても次は30分後にバスがやって
 くるが、ココのこの状況ではね。これを逃したら次のバスは3時間後になってしまう。乗り合
 いタクシーも瀬戸大橋記念公園内の駐車場横辺りからあるらしいが、時刻表を見たら、す
 でにこの時間では終了してしまっている。で、用心のために公園へ戻らずにバス停のベン
 チに座ってバスの到着を待つ。しばらくして、駐車場方向から黒塗りの日産プレジデントが
 7・8台と、その後ろにクラウンが3・4台ほど連なってボクの前を通過して出口方向へ走り
 去る。『なんだろ?国会議員か、どこかのお偉いさん。または外国の要人が視察にでも来た
 のかなぁ?』いわゆる組関係の一団とは様子が違いましたから、どこかのお偉いさんでしょ
 うね。もし、皇室関係だったらもっと厳重な警備だった筈ですから、これは違うでしょうね。炎
 天下の中14時半過ぎから15時頃までは、バス停のベンチで待っている人はボク独りだけ
 だったが、15時を回ると、ひとりふたりとバス待ちの人が増えてきて、最終的には10人程
 度となる。

 約45分程度待って、15時16分ごろ、坂出市営の小さなバスがやってきて、待っていた人
 全員が乗り込む。公園の周りの道路を走って、瀬戸大橋記念公園バス停でふたり(夫婦)
 乗車する。そのままバスは順調に進んで、15時35分ごろ坂出駅(370円)に到着する。坂
 出駅3番のりばの15時57分発『快速マリンライナー44号』で16時35分岡山駅14番のり
 ばに到着する。東口改札を出て、仮設トイレとホテルグランビア岡山の横を通って一時荷
 物預かり所へと向かう。『はい!お願いします』受け取り票を渡して荷物を受け取り、きょう
 の宿の『三井ガーデンホテル岡山』にチェックインする。しばらく部屋で休んで、18時過ぎに
 夕飯を食べるために部屋を出てしばらく進むと、目の前の廊下に小さなフレームのメガネ
 が落ちている。ボクはメガネを拾って歩いていくと、エレベーターホール前のフロントへの電
 話で、大きな声でおじさんが話している。『いま10階ですが、庭園風呂に入りたいんだけど
 ねぇ、カードキーを差し込んでも赤の表示のままでロックが解除されなくて中に入れないん
 だよぅ』・・・・・・、『そうなんですよ!はい、はい。じゃあ、お願いしますね』ボクはそのおじさ
 んの横を通ってエレベーターで1階に下りる。フロントの男性の方に『あのぅ、落し物です。こ
 れ10階の廊下に落ちてました』『あッ!ありがとうございます。お預かりします』と、メガネを
 フロントに届けて表へと出て行く。

 岡山駅前地下街の『岡山一番街』へと階段を下りていって、とりあえず地下街を隅から隅ま
 でさまよって、傍にあったフロア案内板で『オレンジロード』に飲食店が集まっていることが
 わかる。回転寿司の函館市場さんもある。『おおッ!回転寿司かぁ!いいなぁ!久しぶりに
 寿司でも食べようか?松江で回転寿司探したけど無かったんだよなぁ!』何とか広場の横
 にオレンジロードがあって、進んでいくと回転寿司の函館市場が現れる。ところが、満席で
 並んで待っている人がいる。『どうするかなぁ?』当分店内には入れそうも無いので、あきら
 めてオレンジロードをさまよったが、この夕飯時ではどこの店もいっぱいで仕方なく階段を
 上がって岡山駅に戻ってくる。明日出発が早いので、お土産用の『倉敷銘菓 むらすずめ』
 の10個入り1,050円をひとつキオスクで買って、東口改札方向に進んで、たこ焼きの『たこ
 家紅たこ
さんで、ぶた玉x2個(600円)を買って、弁当屋さんの隣の○○さん不明)で、
 牛まんx2個(580円)を買ってホテルへと戻ってくる。『
たこ家紅たこ』さんのぶた玉と、○○
 さんの牛まんが今夜の夕飯となる。

 このぶた玉うまかったなぁ!野球の硬球より少し小さなサイズで、中に、ぶたの角煮と野菜
 かなぁ?が入っていまして、早く言えば巨大な“たこ焼き”のようなものですね。岡山独特の
 “粉もん”でしょうかねぇ?確かソースが辛口・甘口・しょうゆダレと3種類あって選べるんで
 すよね。うん、これはうまいッ!
 
 19時半からだったか?NHKで江戸の粋な文化の番組が放送された。鎖状になった大根の
 煮物?これが結構興味深かった。数学の天才っていつの時代にも居たんですねぇ!江戸
 時代の日本は、数学では世界最高レベルだったのでは?

 5日(

 3時半に目が覚めて、トイレに行ってまたベッドに潜り込もうとしたが、このまま寝込んでし
 まうとなんか?寝坊してしまいそうな感じがしたので、荷物の片付けとお土産をデイバッグ
 に仕舞って、湯船に溜まっている冷え切ったお湯に、熱湯の蛇口だけ開いて温めて湯加減
 を調整する。ちょうどの湯加減になって入浴と髭剃りを済ませて、まだ時間が早いので、ベ
 ッドの上でゴロゴロする。6時になって一昨日松江駅前のローソンで買ったパンが残ってい
 たので、それが朝食となる。6時半に部屋を出て『おはようございます。チェックアウトです』
 岡山駅東口改札横のコインロッカー(3004番 300円)に荷物を預けて、改札を抜ける。
 13番のりばでしばらく列車の到着を待つ。7時頃岡山7時05分発『南風1号』が到着する。
 3号車(自由席)3番D席に荷物を置いて、ホームのキオスクで山陽新聞とタバコを買って戻
 ってくる。岡山駅を発車すると、早島駅で列車の行き違いで停車する。茶屋町駅ではトロッ
 コ列車が向こう側のホームに停車している。瀬戸大橋を渡ると、右にカーブして西へと進ん
 でいく。7時41分宇多津駅停車、続いて、丸亀城の姿が遠くに見えて、次の丸亀駅に7時
 44分着。次に多度津・善通寺と停車して、多度津から分かれて土讃線となる。琴平駅に7
 時58分到着する。駅から正面の道を西へと進んでいく。途中、右手側に大燈籠が見えてく
 る。その横が琴平電鉄(コトデン)の琴平駅です。大宮橋を渡って突き当たり(琴平郵便局
 の横)を左に折れて、商店街の中を進んでいく。しばらく歩くと、参道入り口に到着する。

 参道入り口から合計370段の階段を上がって、ようやく大門前に到着する。お年寄りや脚
 の弱い方は階段を上り下りするための駕籠があります。いくらか費用はかかりますがね。
 駕籠かきさんの話によりますと、上りより下りのほうがとてもキツイんだそうです。重力と惰
 力が相まって駕籠が一気に下へ落ちようとするのを踏ん張って、ゆっくりゆっくりブレーキを
 かけながら下りて来なければならないからだそうです。(
駕籠代は5,000円だそうです

 汗だくになって、大門をくぐると、境内の参道の両側に五人百姓(ごにんびゃくしょう)の方々
 が露店を開いています。


 
※※五人百姓とは?※※
 むかし、金刀比羅宮建立のときに資金や尽力を尽くして神事への功労があった五人の商
 家だけが、金刀比羅宮からのお礼として、大門を越えた境内で商売することを許されまし
 た。それと、昔からなんでしょうか?場所によって売り上げに不公平がないように一日ごと
 に時計回りなのか?反時計回りなのか?わかりませんが、場所を移動するそうで、しかも
 売っている品物はどの店でもまったく同じ物で『加美代飴(かみよあめ)』のみです。

 先の桜馬場を通って途中休憩所のベンチで休憩する。静けさの中、数羽のウグイスの鳴き
 声が聞こえてくる。参道入り口から785段の階段を息を切らせて登りきると、金刀比羅宮の
 本宮に到着です。ココの最後の階段がキツかったぁ〜!(>_<)右手側奥に下界が眺められ
 るところがありまして、そこから眺めると遠くに讃岐富士(飯野山)が見えまして、琴平町
 丸亀市の市街も一望できる。ここ讃岐地方は、瀬戸内海気候で年間の降水量が少ないの
 で、平野のそこいらじゅうに大中小の農業用の溜池が多く点在している。本宮の右端にあ
 る山道を進んで、階段参道入り口から1,368段登りきると奥社に到着します。その奥社
 に向かって左手側の断崖は、威徳巌(いとくいわ)と呼ばれていまして、断崖の上のほうに
 カラス天狗と天狗の顔の彫刻が、仲良くツーショットで並んであります。

 
 しばらく流れ出る汗が引くまで奥社で休憩して戻っていく。途中、奥社へと登ってくる人たち
 とすれ違う時は、必ずひとりひとりに『こんにちは!』と声をかけて本宮まで戻ってくる。これ
 は、こんぴらさんでの昔からの習わしなんでしょうかねぇ??下りは登りの1/3の時間で戻
 ってこられましたね。下りをガーッと降りてきたから、『あれッ??もう本宮かよ!早かった
 なぁ!』本宮横に堀江さんの(
アノ、悪名名高きホリエモン被告じゃ無いですよ!)太平
 洋単独横断の堀江健一郎さんのモルツマーメード号が奉納されている。こんぴらさんは海
 の神様ですからね!で、その先の建物前に、きょう行われる蹴鞠(けまり)神事の衣装を纏
 った金刀比羅宮の神官なんでしょうかねぇ?5・6人の姿が見える。コレ、サッカー選手にや
 らせたら一番上手いんじゃないの?『コレさぁ、失敗して鞠を落としたら、墨で顔に落書きさ
 れるのかなぁ?』(
それは正月の羽根突きだよ!本宮横の階段を一気に駆け下りて、そ
 れからのんびりと参道入り口まで戻っていく。朝来た時はまだ時間が早かったせいか?参
 道は空いていましたが、この時間ではお参りする人たちでごった返している。普通こういうと
 こには必ず居るはずの、『何とかツアー』とか、『何とかの旅』のガイドさんの旗に続いて、ゾ
 ロゾロ歩いている団体旅行の皆さんの姿はまったく見ませんでしたね。どこの観光地(松江
 ・出雲・倉敷・坂出・琴平・岡山)に行っても、関西系の言葉を喋る人が多かったですねぇ、
 『おみゃあさま』や『どえりゃあうみゃあでいかんわ!』なんて名古屋弁を喋る人や『なんとか
 じゃん!』や『なにいってやんだ!』と関東弁を喋る人も見かけませんでしたね。なんだろ?
 関西系は景気がいいのかなぁ?

 参道商店街の『とらや』さんで、冷ぶっかけうどんの大(650円)で、遅めの朝食兼早めの昼
 食となる。太目のうどんで、艶があってちょっと透き通っている。薬味のねぎと生姜をかけて
 うどんを手繰ると、コシが強くてシコシコしてる。『う〜んうまい!』皇太子殿下も『とらや』さ
 んで、うどんをご賞味されたそうです。確か、壁にそのときの模様の写真があったような?
 『ごちそうさまでした』と『とらや』さんを後にして、そのすぐお隣の『こんぴらうどん』さんの店
 頭で、ガラス張りの向こうでうどんを打っている姿をしばらく見学する。で、1,000円の9人
 前用の讃岐うどんをお土産に購入する。参道を向こう側に渡って、蜂蜜を売っているお店
 で、はちみつソフトクリーム(210円)で喉を潤す。参道商店街には5軒のうどん屋さんがあ
 るそうです。参道商店街のうどん屋さん全制覇したかったが、何せ資本金がねぇ!・・・、コ
 レは後(のち)の宿題になりました。各お店でなんでしょうか?ちょっと不明ですが、『うどん
 学校』なるものがあるそうですよ!ただし予約制でしょうね。うどんの打ち方からうどんの茹
 で方まで懇切丁寧に教えてくれるんでしょうね。いたるところに看板がありました。参道商店
 街だったか?途中の商店街だったか?ちょっと不明なんですが、『えッ??こんなところに
 もあるのかよ?ずいぶん精力的だなぁ!』と思わず声を出してしまいましたねぇ!なんと!
 赤いエプロン姿の辰ちゃん像が・・・・・・・・・、にこやかに立っておりました。

 琴平駅まで戻ってきて、列車の時間まではまだ30分ほどある。しばらく駅のベンチで休ん
 で、11時20分ごろ改札入って目の前の2番のりばへと移動する。11時25分2番のりばに
 『瀬戸大橋トロッコ1号』が到着する。あさ茶屋町駅で見た列車がコレです。琴平が終点で、
 32分ごろ『瀬戸大橋トロッコ1号』が回送列車となって多度津方向へ出発していく。約1分遅
 れで、琴平11時34分発『特急南風10号』が到着する。2号車自由席は、すでにUターンラ
 ッシュが始まっていたのか?満席状態で、おなじみのデッキで岡山へ向かうこととなった。
 瀬戸大橋を越えて、12時27分岡山駅13番のりばへと到着する。東跨線橋を進んで、東
 口改札を抜けて、岡山電気軌道の岡山駅前電停から東山行きで、城下(しろした)電停
 (100円)で下車する。前の細い階段を下りると、地下が小さな広場になっている。階段を
 上がってホテルエクセル岡山の横に出てくる。そのまま先に進んで、岡山市民会館と榊原
 記念病院心臓センターの横を通って旭川沿いの道を進んでいく。旭橋を通り越して、先に岡
 山城へと進んでいく。境内に入って岡山城を撮影する。この岡山城は色の黒さからカラスの
 城であることの『烏城(うじょう)』との別名があります。炎天下なので、喉が渇きまして自動
 販売機でペットボトルのお茶を買おうとしましたが、あいにくお茶類はすべて売り切れで仕
 方なく売れ残っていたペプシツイスト(150円)を購入する。しばらくペプシを飲みながらベン
 チで休憩する。岡山城を見学のあと、旭川沿いの道に戻って旭橋を渡り、旭川沿いを歩い
 て、岡山後楽園正門前に到着する。

 岡山後楽園『(1入り口)()()()(沢の池  )(茶畑 )(10)(11)(12)(13
 (唯心山から14 15 16)(花菖蒲畑・八橋17 18 19)(花交の池20 21)(茶祖堂22
 23)(24)(25)(茂松庵26 27)(大立石28 29)(能舞台・栄唱の間30 31 32)(延養
 亭33 34

 自動券売機で入園券(350円)を買ってモギリのおじさんに入園印を押してもらう。入ってす
 ぐ案内所の隣にスタンプが置いてあったので、スタンプ帳に記念スタンプを押す。入園して
 左手側奥にケージがありまして、タンチョウ()()が6羽飼われている。園内をゆっくりゆ
 っくり散策して、こどもの日のイベントの『武者さんと記念撮影をしよう』が始まり、申し込ん
 だ子供の周りにポーズを付けた鎧兜姿の武者さん4人が写真に納まる。その右横では紺
 に近い色のアヤメ?か、カキツバタ?が咲いていて、シャッターを押す。園内をぐるぐる回
 って、入り口近くにはミニミニ水族館があって、多くの小さな水槽に入った旭川に生息してい
 る淡水魚の展示が行われている。大変貴重な魚(名前がわかりません)も展示されている。
 この前、この貴重な魚(絶滅危惧種登録)を密漁した輩が現れて、逮捕されて罰金100万
 円の判決が出されたそうです。そんなことをミニミニ水族館の担当者の方が話されていまし
 た。ボクに言わせれば、『裁判所は甘いね!絶滅危惧種を密漁する大バカものには、
罰金
 1億円か、終身旭川の清掃をする、どちらか選択制くらいの厳罰にしなきゃあ!
』ミニ
 ミニ水族館の向こう側の茶店で『白桃ソフトクリーム(280円)』を注文する。さすが岡山!桃
 の産地ですからね。ボクはいままでに白桃ソフトは聞いたことが無いし、まだ味のほうは未
 経験でしたので。少し歩いて屋根付きの休憩所で白桃ソフトクリームを賞味する。桃の香り
 が口の中に広がる!『あッ!コレ結構うまい!バニラ味のソフトより、白桃味のほうが口の
 中がサッパリするなぁ!シャーベット食べてるような感じだ!へぇ〜!』

 ぜひ、みなさん。岡山後楽園を訪れましたら、『白桃ソフト』をご賞味ください。


 15時00分ごろ岡山後楽園をあとにする。旭橋を渡って城下電停まで戻っていく。岡山電気
 軌道で、城下電停から岡山駅前電停(100円)まで戻ってきて、地下街の岡山一番街へと
 進んでいく。昨日食べ損なった回転寿司の函館市場さんで寿司を堪能する。岡山駅のキオ
 スクで新幹線の中で食べる夕飯用の『地鶏かしわ弁当(820円)』を買って、コインロッカー
 から荷物を取り出して、(きょうもコインロッカーはすべて埋まっていました)東口改札から入
 っていく。きょうも大きな荷物を持ったコインロッカーの空き待ちの人が居ましたねぇ。

 新幹線ホーム4番のりば16時33分岡山始発『ひかり382号』で、小田原20時08分着。
 相変わらず小田原駅で乗客がどっと降りるが、きょうは降りた人の9割9分は乗り換え口へ
 と消えていった。小田原駅で改札口を抜ける人は少なかったですねぇ!まだまだこれから
 自宅へと向かう電車(東海道線・大雄山線・小田急線・箱根登山線)に乗り換えて行くんで
 すね。前にも話しましたが、東海道線沿線では藤沢辺りまで、小田急沿線では座間くらいま
 で、箱根町から山北町・南足柄市・松田町・開成町・大井町も小田原駅を利用してますね。
 前に聞いたことがありますが、藤沢辺りは新横浜駅に出れば確かにすべての系統(のぞみ
 ・ひかり・こだま)に乗ることが出来ますが、一旦東神奈川駅で横浜線に乗り換えなければ
 ならないし、または、横浜駅で横浜市営地下鉄に乗り換えて新横浜まで出る方法がありま
 すが、接続がスムーズに行けばいいですよ、でも、接続が悪いと乗り換え分を含めて20分
 から30分は余計に見ないといけませんからね。こんな手間があるんだったら、東海道線一
 本で小田原まで出て、小田原駅から朝一番の『ひかり』に乗車する。急ぐ場合は名古屋駅
 で『のぞみ』に乗り換えて、西日本各地へ向かったほうが便がいいんだそうです。小田急沿
 線も小田急一本で小田原まで出て来て、新幹線に乗り換えればいいですからね。

 座間駅以東の小田急沿線で新横浜駅に出る場合は、町田駅まで小田急で出て、町田駅で
 JR横浜線に乗り換えて新横浜駅ですからね。これだと1時間は余計に見ておかないといけ
 ませんね。1時間だったら急行で来て小田原駅にすでに着いていますからね。だから、あえ
 て新横浜駅を避けて、遠くからも小田原駅からの新幹線を利用している人多いですよ。



  
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